CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

週末の朝は何時から電話していいかの話

わたし達の生活は時差があります。現在の時差は8時間。結局どちらかの午後から夜にかけて電話をかけると相手の朝にかかるという仕組みになります。

 

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さて最近は新しい仕事が始まってとても忙しいAさんですので、なかなか通話もままなりません。

 

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なんでだよー

というわけで最近はわたしの寝起きの時間に通話することが増えています。眠いです。「でも週末は別にかけてきて全然構わないよ」とAさんは言いますので、今週末は試しに欧州中央時間の8時にかけてみました。が、案の定、出てもらえません。なんだよー。

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ベルリンの世界時計


ちなみにわたし達は、「夜は消音設定にしてもいいけれど、緊急事態だと困るからお互いの番号からの通話の場合だけ消音設定にしない」という約束にしています*1。なのでもちろん、Aさんの携帯電話は鳴っているはずですが、その音では起きないのでしょう。なんでだよー。

あとで電話をかかってきましたので、「なんでだよー」と言いましたら、「週末の8時に電話に出ないのは当たり前」と言われてしまいました。なんだよー。週末の朝はかけていいって言ったじゃないですか。「言ったけれど、朝8時はダメ」だそうです。

むずかしいものです。

むずかしいけれど、そのあたりの生活リズムを調整していかないと、続くものも続きませんから相手の様子がわかっただけ良しといたしましょう。(でもね、これからも朝8時くらい過ぎたらかけますけどね。ふふ)

夏休みの約束

ところでわたしが通っていた小学校の頃の夏休みの約束ってやつに、「お友達の家には朝9時より前に電話をしない」というのがありましたけれど、皆さんの学校ではいかがでしたか。

最近は、個人宅に電話を掛けることが非常に少ないですし、そもそも電話をかけないでメッセージが主ですので、もしかして今の小学校の約束は「朝9時より前にお友達にはLINEしない」とかなのでしょうか。

気になります。

 

Odai「起きて最初にすること」

 

*1:というわけで相手の夜中の時間はお互いにメッセージを送ることになっています。メッセージは消音設定にしても構わないので。

Mr. Aの話

Aさんがこのブログをグーグルで翻訳しながら読みました。そしてその後、メッセージがきました。

「このブログ、面白いけれどグーグルで翻訳するとわたしが『Mr. A』になっているよ!」

あらま。実際にやってみると、たしかに、「Aさん」が「Mr.A」って書いてある。面白いなあ。

 

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それにしてもgoogle翻訳の英語は、機械翻訳だなあとわかりますけれど、文意はちゃんと通じますね。よくできているなあと感じます。

新しい仕事の話

Aさんは、この1月から新しい職場に移りました*1。職種は一緒なのですが、上司が変わるとのことで、わたしのことではないのにドキドキしております。

職探し

Aさんの転職はなかなか難航しておりました。専門外のわたしが言うのもおかしいでしょうけれど、Aさんの履歴書は学歴も職歴もかなり立派です。実際、かなりの数の面接に呼ばれていました。

しかしその先がなかなかうまくいかない日が続きました。

パリだけではなく、あちこちの街に高速バスで出かけては、次の日に断りのメールを受け取る日々を傍で見ていると、何もできないのがもどかしくなります。

滞在許可の更新時期に間に合わせるためには*2、これ以上待てないという時期になって*3、結局、良い仕事が見つかりました。決まるときは、トントン拍子で進むものです。

しかも新しい職場はパリ市内*4、前の職場の近所です。さらに、職種も前職と全く一緒で、Aさんのこれまでの経験がばっちり生かせる場所になりました。

最終的には、一番望ましい場所・職種に決まって良かったなと思います。

パートナー立ち位置

面接を繰り返している時期は本当にもどかしくなるとはいえ、無駄に口を挟むようでは、パートナーとして失格なように感じます。

実はわたしは転職がうまくいかないときに、家族にいろいろ言われて、かなり落ち込みましたので*5。ですから、なるべく「残念だねー。次はうまくいきますよ」以外のことを言わないようにしていました。

これが正解だったかどうか、わかりませんけれど、なんとか我慢できたと思います。

*1:しばらくは、前の職場と半日ずつ通うようです。

*2:滞在許可の更新には、ある程度の収入があることの証明が必要です。

*3:内定しているだけでなくて、雇用契約書にサインしている必要がありました。

*4:引っ越す必要がないのは、訪ねていく機会が限られていて、手伝えないわたしには非常に嬉しいことです。もちろん引っ越しの心配など二の次ですけれど。

*5:そういえば、Aさんには何も言われませんでした。例によって、かっこいいなあ。

ロシアのお菓子の話

我が家のポストにフランスから郵便が届いていました。Aさんからの新年のプレゼントです。いやっほおい。

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Bonne Année

カードと一緒に入っていたのは、ロシアでAさんが買ってくれたスイーツです。山盛り。 

わたしのプレゼントが単なる辞書だったのに比べて、なんて素敵なのでしょう。

 

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ロシアのお菓子

今回のロシアのスイーツは、3種類です。パイナップルはパイナップル味のウェハースが入っていましたが、少女とくまの柄は、少女とくまの味はしませんでした。

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山盛り

ソ連時代からある

Aさんによるとソ連時代からあるチョコレート菓子のようです。たしかにこのお菓子を作っている Красный Октябрь (「クラスニィ・オクチャブル」ってカタカナ表記していいのかしら)という会社は、1851年の創業だそうです。ソ連時代どころじゃないですね。そしてパッケージをよく見ると少女のやつには、「170年」とか書いてあります*1

Aさんにとっては、とても懐かしい味なんだそうですけれど、たしかにそう言われるとそういう感じがします。

量り売りで買う

わたしがモスクワにでかけたときには、デパートの食品売り場にこの形のチョコレートが大量に量り売りで売られていました。わたしが購入したのは、赤の広場の目の前にあるグムです。

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グムでも買える

これは止まらない……

実はモスクワで購入したとき、とても美味しかったので帰郷するAさんに「おみやげはこれを」と予めお願いしていたのです。

「買ったよ」と言うAさんでしたが、故郷からパリに戻ってみると懐かしさに負けたみたいで、少しずつ手を付け始めておりました。「どうしよう、これは止まらない」といいながらボールいっぱいのチョコレートを少しずつ食べておりました。一口サイズのチョコレートなので、サクッと食べられて、「もう1ついけそうだな」って思うのですよね。

「あなたに送らないといけないんだけど、どうしよう」とか言っておりましたので、「お願いします。封筒に入れて発送してください」とお願いすること数日、無事にわたしの分は東京に届いたのでした。

さてわたしは、泣いても笑ってもこれだけ。大事に食べなくてはなりません*2

*1:ちなみに、この会社のメインの商品アリョンカは日本でも買えるようです。

*2:……ここまで書く間に、3つ食べました。何しろ記事を書くには3種類の味をチェックしないといけないではないですか。ね?

Netflixの話

クリスマスのお休みを期にNetflixの契約をしてみました。

実はドイツで大人気のシリーズである「バビロン・ベルリン」がNetflixに入っているという噂(というか検索していたら、そういう情報)を見つけたので、加入したのでした。

www.twellv.co.jp

残念なスタート

色々な友人の話を伺うに、「最初の1ヶ月は無料」じゃないかと思っていたのですが、わたしが加入しようとしたら最初から課金されるシステムになっていてかなり残念な気持ちになりました。

さらに配信作品がしょっちゅう入れ替わるようで、検索しても「バビロン・ベルリン」は出てきません。今は配信されていないようです。新しいシーズンがドイツで始まったので、もしかしたら、ドイツでの放映が終わったら改めて日本でのNetflix配信が始まるのではないかと期待します……が、これも残念です。

懐かしい映画

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もちろんわたしがパリにいた頃(つまり一番映画を観ていた頃)*1に上映されていた作品は、たくさん、ライブラリに含まれています。とりあえずはそういうものから少しずつ観始めています。

懐かしい映画を見るにはとても便利ですが、新しい映画と知り合うのはそれほど簡単ではないように思います。Netflixのサイトは非常に単純な作りになっているので、現在配信中の作品がどれだけあるのかの概観があまり得られません。一応「近日配信」というコーナーはあって、新しく配信が始まるものについてはリストがあるのですけれど、すでに配信中のライブラリのリストがほしいです。

好みを強化される経験

結局、おすすめサイトなどを観てから検索することが多いのですけれど、こういう探し方をしているともともと自分の観たいようなタイプの映画しか引っかからないようになるのではないかというのは、不安です。

観たいものしか目に入らないようにする……というのは、安楽で気持ちの良いことですが、そういうことをするとわたしは知的に衰えていくのではないかと恐れるのでした。(分かっています。これはわたしの態度の問題です。そうですけれど、システムがわたしの知的怠惰を助長しないかしらと思うのです。)

ドイツ語とフランス語

検索すると、少数ですがドイツ語とフランス語の映画やシリーズも配信されています。これらもチェックしてなにかおもしろいものがあれば、ここでも紹介したいと思います。

*1:パリにいた頃は、UGCというグループの映画館で映画が見放題になる定期券を買っていましたので、毎週複数回テレビの代わりに映画を観ていました。

https://www.ugc.fr/les-offres-ugc-illimite.html

この定期券のシステムには多くの単館系や名画座の映画館も加入していましたので、とても古い映画もよく観ました。

ロシアの大晦日映画の話

ロシア映画の制作スタジオであるモスフィルムは、YouTubeにオフィシャルサイトを持っています。そこで数多くの映画を無料公開しているのですが、そこで見つけた(テレビ)映画の話をしようと思います。

運命の皮肉

それが「運命の皮肉、あるいはいい湯を (Ирония судьбы, или С лёгким паром!)」という映画です。(どうやらウェブサイトに埋め込んだ状態では再生できないようなので、リンクをクリックしてYouTubeのサイトでごらんください。)

 


Ирония судьбы, или С легким паром 1 серия (комедия, реж. Эльдар Рязанов, 1976 г.)

 

この映画は大晦日のモスクワとレニングラードが舞台のテレビ映画ですが、オープニングのアニメーションも素敵ですし、それがストーリーと関係内容でいながらきちんとお話全体のイントロになっているところも素敵です。非常によくできていて、あらすじの説明を聞かなくても、ロシア語なんて一言もわからなくても(それどころか英語の字幕が読めなくても)ストーリーが非常によくわかるという秀逸な作品です。

晦日の定番

Aさんによると、この映画は今でも大晦日に必ず上映されるのだそうです*1

何回か見てなかなか素敵だと思いましたので、里帰りするAさんに英語字幕版をお願いしてみました。そうしたらお父さんとお母さんのDVDコレクションから、英語字幕付きDVDを見つけ出したそうで、お父さんに許可を頂いて、送ってくれました。

例によって失敗

「今年はもらったDVDを見るぞ」と意気込んでいたのですが、なんと失敗をしてしまいました。現在わたしが実家に戻っているのですが、作品のDVDを荷物に入れ忘れてしまったのです。これはいただけません。

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しようがありませんので、今年はお節の手伝いをしながらYouTubeで眺めることにします。

でも皆さん、Aさんには内緒ですよ。わたしはしれっと、「『今ちょうど運命の皮肉』観ているよー」って言うつもりなんですから。

さて、失敗ばかりの今年もそろそろおしまい。来年はどんな年になりますやら。

*1:ドイツで、同様に大晦日に必ず上映される映画が、「Dinner for one」という短い映画です。これもおすすめです。

今年のプレゼントの話

日本ではクリスマスにプレゼントを交換しますが、ロシアではお正月がプレゼント交換の時期です。というわけでわたし達にも、お正月のプレゼント交換の時期が迫ってまいりました。今年は、Aさんが年越しをロシア時代のお友達とドイツで過ごすそうですから、早めにプレゼントを準備しないといけません。

以前は御朱印帳をプレゼントして喜ばれましたが、今年はどうしましょうか。

  

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むずかしい

本当は身につけるものなんかが素敵で良いと思うのですが、Aさんは好みにうるさくて、なかなか身につけるものを差し上げても、(当日は嬉しそうでも)なかなか実際に使ってもらえません。今の所、カードケースは使ってもらえているようですが、それ以外はあまり芳しくない戦績。なんとなくそれが悔しくて最近は、ハンコのように実用品っぽいものや、Aさんが絶対に好きだとわかっているシリーズドラマの原作本のような安全策を取ることが増えています。

日本語辞書

そんな流れを汲んでか今年は超安全策。日英・英日の初学者用辞典です。

 

Oxford Beginner's Japanese Dictionary

Oxford Beginner's Japanese Dictionary

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
  • 発売日: 2006/10/16
  • メディア: ペーパーバック
 

 

Aさんは、日本語コースに来年通いたいという希望があるようですから、そこで使ってもらえたら嬉しいなと思ってのことです。本当はカッコよく電子辞書でも差し上げればいいのでしょうけれど、学習効率から言うと最初の辞典は紙が良いように思うんですよね。書き込めますし。

アマゾン

プレゼントは結局日本からではなくて、フランスのアマゾンから直接Aさんのアパートに送ってもらうことにしました。たださえ忙しい時期に送る荷物ですから、国際郵便よりは国内郵便物として送るほうが、色々と手間が省けてよろしいかと思うのです。

もちろん、宛名はAさんのアパート気付けのわたし宛てです。帰宅したAさんに、「荷物つきましたかね?」と訊いたところ、「わたし宛てはない。あなた宛だけよ」との返事。無事について何よりです。

 

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このままお正月まで「開けたらダメ」という状況をもたせたいのですが、今年のお正月は、Aさんが自宅にいませんので、今年は早くプレゼントを開けてもらわねばなりません。というわけで、Aさんに「開けてくださいな」とお願いして開封してもらいました。

どうもあまり感動がないようでしたが(そら、辞書だもの)、それでも喜んでもらえたようです。よかった。