開けてはならぬ話
Aさんの誕生日が迫っております。毎年、誕生日と新年*1にプレゼントを送っておりますので、プレゼントを送りたいなと思うわけです。
「今年の誕生日はなにをしようか」と考えて、プレゼントをAさんが好きなTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作本に決めました。本はあまりに無粋だなあと思って避けていたのですが、Aさんが東京にいるときに、我が家の貧弱なインターネット環境のせいで、最終話が見られなかったことを思い出して、まあちょっとした罪滅ぼしを兼ねてこれにきめたのでした。
しかし日本から送っていては間に合いません(し、送料もバカになりませんし、そもそも洋書の価格はフランスの方が圧倒的に安いわけです)から、現地のアマゾンを使うことにしました。
アマゾンは、日本で登録したクレジットカードの決済情報がフランスやドイツのアマゾンでも使えますので、新たにクレジットカードを登録する必要はありません。ところが、日本で登録しているプライムの会員権はフランスでは使えないのです。ということは、日付指定で送付しようとすると高い配送料がかかってしまいます。「配送料が怖くて遠距離恋愛なんてできるか」と言われれば、ぐぅの音もでないのですけれど、でもフランス国内で配送を手配しているのに配送料が高いのは困るのです。
しようがないので、プレゼントは早く着いてしまうことを覚悟で、Aさん気付けのわたし宛てで送ってみました。
それが今日、Aさんのアパートに届いたのです。「なんかきた! これはわたしが開けて良いのかな」となかなか興奮気味です。しかし誕生日はまだ先です。なので返事は、「それはわたし宛てなので、開けてはだめー」とするしかありません。なんだか不満そうですし、たぶん、中身はバレているのですが、まあそれでもカタチは大事ですから*2、我慢していただきましょう。