CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

ロシアの大晦日映画の話

ロシア映画の制作スタジオであるモスフィルムは、YouTubeにオフィシャルサイトを持っています。そこで数多くの映画を無料公開しているのですが、そこで見つけた(テレビ)映画の話をしようと思います。

運命の皮肉

それが「運命の皮肉、あるいはいい湯を (Ирония судьбы, или С лёгким паром!)」という映画です。(どうやらウェブサイトに埋め込んだ状態では再生できないようなので、リンクをクリックしてYouTubeのサイトでごらんください。)

 


Ирония судьбы, или С легким паром 1 серия (комедия, реж. Эльдар Рязанов, 1976 г.)

 

この映画は大晦日のモスクワとレニングラードが舞台のテレビ映画ですが、オープニングのアニメーションも素敵ですし、それがストーリーと関係内容でいながらきちんとお話全体のイントロになっているところも素敵です。非常によくできていて、あらすじの説明を聞かなくても、ロシア語なんて一言もわからなくても(それどころか英語の字幕が読めなくても)ストーリーが非常によくわかるという秀逸な作品です。

晦日の定番

Aさんによると、この映画は今でも大晦日に必ず上映されるのだそうです*1

何回か見てなかなか素敵だと思いましたので、里帰りするAさんに英語字幕版をお願いしてみました。そうしたらお父さんとお母さんのDVDコレクションから、英語字幕付きDVDを見つけ出したそうで、お父さんに許可を頂いて、送ってくれました。

例によって失敗

「今年はもらったDVDを見るぞ」と意気込んでいたのですが、なんと失敗をしてしまいました。現在わたしが実家に戻っているのですが、作品のDVDを荷物に入れ忘れてしまったのです。これはいただけません。

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しようがありませんので、今年はお節の手伝いをしながらYouTubeで眺めることにします。

でも皆さん、Aさんには内緒ですよ。わたしはしれっと、「『今ちょうど運命の皮肉』観ているよー」って言うつもりなんですから。

さて、失敗ばかりの今年もそろそろおしまい。来年はどんな年になりますやら。

*1:ドイツで、同様に大晦日に必ず上映される映画が、「Dinner for one」という短い映画です。これもおすすめです。