CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

ロワシーバスの話

さてなんとか間に合いました。

 

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空港のセキュリティチェックを乗り越えて、出発ロビーにおります。

 

 

さて今回電車(RER B線)の代わりに利用したのが、ロワシーバスです。『地球の歩き方』などにも空港からのアクセス方法として紹介されています。

 

A07 地球の歩き方 パリ&近郊の町 2019~2020

 

Aさんは電車の車窓が嫌いだそうで、可能な限りバスを使うことにしたいるようです。確かにRER B線の車窓はなかなか悲しいのに対して、バスの車窓はまだ新しい物流センターやイケアなどのショッピングモールなので、清潔な感じを受けます。

しかしわたしにとっては、ロワシーバスはあくまで代打です。

今回はその話をば。

ロワシーバスとは

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ロワシーバスは、シャルルドゴール空港から都心のオペラ座まで直通運転するバスです。

ロワシーバスには特別な運賃が適用されます。つまりこのチケットでは地下鉄等に乗り継ぎは出来ません*1

ロワシーバスの、良いところ

ロワシーバスはパリの右岸(北側)のオペラ座近辺に宿があったり、何をおいてもまずはfree のSIMカードが必要な人にはオススメできます。

 

 

またRER B線はスリの多い線として有名ですので、到着してすぐに時間がかかるリスクよりも安心を取りたければ、ロワシーバスは便利だと思います。

ロワシーバスなトリッキーなところ

パリは交通渋滞が発生しやすい街です。ですから、飛行機に搭乗するときにロワシーバスを利用するのはかなりトリッキーです。わたしならできれば避けます。

到着時も、RER B線はレアルという乗り換えに便利なターミナル駅に到着しますが、オペラは繁華街ですが、移動にはそれほど便利な場所ではありません。

さらに乗車券が特殊なので、地下鉄等に乗り継ぎができないのはストレスです。荷物を持って券売機に並ぶのは楽しいものではないでしょう。RER B線であれば、空港から市内のどこへでも1枚の乗車券で行けます。

代打ロワシーバス

 

さて今回のようにレアルの駅で運休がわかったときはどうすれば良いでしょうか。

その際は、階段を上がってRER A線の西行きに乗ります。ひと駅行くと、Auberという駅に行きます。そこからはロワシーバスの看板に従って移動すれば、バス停に着きます。

オペラ駅に行くよりもこの方法の方法の方が速くて確実です。

バスは鉄道より時間がかかりますので、いずれにせよ空港へは時間の余裕をもってどうぞ。

 

*1:ただし、1週間や1カ月の定期券では乗車できます。

間に合うのかなの話

ミュンヘンに向かう朝です。

 

 

時間通りに目が覚めて、余裕を持って列車に乗って乗り換え駅に着いたなら、空港行きの列車が停車していて人だかりが出来ています。どうやら運休の模様。

 

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これは想定していませんでした。シャルルドゴール空港に向かうときにこの路線が止まるのは初めての経験ではないのに、油断していました。

 

 

しようがないのでオペラ座の脇のバス乗り場に移動して空港バスに乗りました。幸いなことにこのバスは定期券の所有者には無料ですので*1、乗り換えもスムーズに行きました。

 

 

さて、現在パリ市内をバスに揺られております。こういう時は、信号の1つ1つが気になります。

時間的には多分大丈夫なはずですけれど、パリは交通渋滞の多く発生する街ですから、油断はなりません。

*1:鉄道用の1回券は無効で、特別な切符が要ります。

わたし達の1日の話

「近距離になったら急に恋愛について書くことがなくなった気がする」と不思議がっております。

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台湾の白茶を2人分



遠距離恋愛をしていると再会が毎回フレッシュでイベント感があって、それが嬉しいという記事をたまに見かけますが、以前も書きましたがわたしたちはわりと毎回すぐに日常に戻っているようです。

 

わたし達は再会するとあまり違和感なく日常に移行できるように思います。

わたし達の久しぶりの再会あるある - CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

 

そして2日目からは、平日がやってきます。わたしたちは迎える側が休暇を取りませんので、移動する側も自宅作業(なり図書館で作業)をすることになっています。

 

cdghnd.hatenablog.com

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変わっていく街の話

2013年に引っ越してきて以来、毎年来ているのでパリにはなんとなく「馴染み」の感じがあるのですけれど、それでも気がついたらあちこち変わっています。夏休みの工事だけではなくて、以前は大規模な工事現場だった場所がきれいに整備されていたり、普通の通りだった場所が急に巨大な工事現場になったりしているのです。

 

cdghnd.hatenablog.com

 

工事現場

例えば、Aさんの職場も建て替えで仮住まいが続いています。引っ越しのたびにセキュリティシステムが変わって、面倒くさそうですが、もしかしたら来年あたり改装が終わるかもしれないのだそうです。

そういえば、悲しい事故があったノートルダム大聖堂はまさにそういうパリの工事現場の1つでした。(そして今はもっと大規模な工事現場になってしまったわけです。)

 

cdghnd.hatenablog.com

 

工事はいつか終わる

一方で終わった工事もあります。

Les Halles(レ・アル)という非常に重要な地下鉄の結節点の駅の上にあるショッピングセンターは長いこと工事中でした。今年気がついたのですが、工事が終わっていまして、なかなか素敵な場所になっていました。

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天井が素敵

実際に出来上がってみて、わたしがいた頃の「完工予想図」と現実を比較しながら、昨日は「そうかこういう感じを意図していたのね」と歩いたのでした。素人でしから、完工予想図からは、どういう風が通るかなんてわたしには想像がつきませんでしたし、工事現場の匂いがしないのも新鮮でした。

変わっていく

ある街に住んでいて、日々少しずつ変わっていく街を経験しているならば、違いをあまり感じないのかもしれないですけれど、1年に1度だけしか来ない街だと角を曲がってみたらあらびっくりということも、結構あります。

工事で見た目がかわるだけじゃなくて、パリの中心街だとお店の入れ替わりも激しいので、「そういえば、こういうものが買えるはずだな」と思ってでかけてみると、全然買えないこともあるのです。

今回の滞在も1ヶ月かけてそういう経験を集めているのでした。

できるけれどやりたくない話

ドイツから小切手で支払いがありました。日本では換金が非常に難しいことがわかりましたので、Aさんの口座を使わせてもらおうということになったのでした。Aさんに「うん」と言ってもらったときこれからどうなるかしらと、わくわくしたものです。

 

あとはAさんの取引銀行を説得できればよいのです。ドイツ語の小切手をフランス語で裏書きするなんて、ちょっと楽しそうです。どのくらいの手数料と時間がかかるのかしらねー。そもそも、銀行が「うん」と言うかしら。

指図式線引小切手の話 - CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

 

パリ近郊で銀行に行く

今日、Aさんの時間の都合がつきましたので、午前中に銀行に行ってみました。ゲートで呼び鈴を鳴らして、受付に通されます。そこに座るおじさんに事情を話して、小切手を渡すと、なにやらお気に召さない模様。フランス語で話すAさんの口調がこころなしか厳しい感じですし、おじさんも「めんどいな」という雰囲気が全体から出ています。途中から、話を聞きながらマウスをカチカチさせていましたし、本当にやりたくなさそうです。

なんだか門前払いされて、銀行を出ました。

結局、「たぶんできるけれど、やりたくないし、うちの銀行の規定でムリ」だそうです。それでもAさんは冷静に、一時的に銀行口座を開設する手はないのかというのも訊いてくれましたが、それもダメなんだそうです。

「日本の銀行でやれってさ。それができたら来てないっていうのよ。」

Aさん激しく怒っております。「ああいうタイプの人間はわたしは嫌いなのよ」とのこと。たしかに彼の態度(ボディーランゲージ)は、「わたしもフランス語がわかったら、たぶん、むかっとくるんだろうなあ」と思わせるものでしたので、やむを得ないのです。

ミュンヘンで試してみよう

さて、困りました。

今週末にミュンヘンに行きますので、そこの友人に助けを求めてみました。「いいよ。やってみよう」と言ってもらいましたので、これを頼みになんとかしたいと思います。

 

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夏休みは夏休みの話

パリの夏は工事と夏休みです。

 

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乗りたい列車が運休し、通りたい道路が通行止めになります。Aさんのアパートに向かう線も現在は午後9時から部分運休になっていますし、地下鉄にも運休が出ています。そして回り道をしながら、なんだか損した気持ちになるのです。

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この工事はやっと終わり

 

図書館も工事

鉄道の運休だけではなくて図書館も多くはお休み。わたしの普段でかけていた図書館も改装工事で丸々2ヶ月間お休み*1。古い建物を使った図書館は電源がないので、長時間の作業は難しいのですけれど、雰囲気が良いのでお気に入りだったのですが*2、しょうがない。代わりに国立図書館とポンピドゥー・センターの図書館にでかけているわけです。

 

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工事じゃない休みもある

今回多く利用している国立図書館とポンピドゥー・センターは工事がないので非常に安心して利用できます。

ところで国立図書館は4回以上行くと年間券を作ったほうが安いので*3、昨日、国立図書館の年間券を作ったのでした。

荷物の検査を終了して、登録デスクに向かいました。幸い、英語を喋ってくれる担当者の方にあたりまして、恥も外聞もなく英語で登録を行いました。Aさんの住所を登録して、わたしのEメールアドレスを登録して、写真を撮って、登録が完了したところで、デスクの方が言いました。

「今週金曜日から、来週の日曜日までお休みですから、注意してくださいね」

がーん。

今回の滞在だけで元をもることは多分不可能になりました。再来週はAさんの出張にくっついてデンマークで作業するつもりだからです。デンマークでの作業はとても楽しみですが、そして出張ですから日程は調整できませんけれど、それでもお金を払いながら「来週が出張だったらよかったのにな」と思うのでした。

 

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もちろん今年の夏だけではなくて、来年も使えるだろうと思って年間券を買いましたし、ほぼ間違いなく来年の夏に来るから良いのですけれど、この夏休みでお得になるようにしようと思っていたので、ちょっとショックでした。

*1:ただし、この図書館はノマドワーカーの方にはオススメできません。登録に条件があるのです。

www.bsg.univ-paris3.fr

*2:それにAさんの職場に近いのですけれど。

*3:値段などについては、以下を参照。

www.bnf.fr

まだ暑いパリの話

今週のお題「残暑を乗り切る」

暑いパリ

今週のパリはなかなか暑いです。夏の再来という感じでしょうか。40度はありませんけれど、30度を超えると冷房があまりない街なので結構厳しいです。

昨日20時過ぎにポンピドゥー・・センターでの作業をやめて外に出たらまだ30度以上ありました。ちなみに日没は20:45分。

 

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日の入りが遅い分、遅くまで暑い

それでも熱帯夜ではないので、夜寝る際はかなり楽です。「『昔は熱帯夜は珍しかったよ』と言っている人々の夏の過ごし方ってこんな感じだったのかしらね」と思いますけれど、どうなのかしら。

冷房を求めて

作業場所も冷房が効いていそうな場所になります。

昨日いたポンピドーセンターも、今日いる国立図書館も冷房が効いていますので、しばらくは(特に午後は)そこに逃げ込もうかなと思いますよ。

 

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とにかく水

水の消費量も多くなります。幸いパリは水道水が飲めるので、水をしょっちゅう買う必要があるわけではないのですけれど、0.75リットルの水筒では1日はもちません。図書館にいてもトイレに駆け込んで水道水を継ぎ足し継ぎ足し作業する感じになります。

外で観光している方は、スーパーマーケットで水を買うしかないわけですから、なかなか大変でしょう。ちなみに観光地に行くとミネラルウォーターのペットボトルを凍らせたものを、道端で売っていますが、これはなかなかいい値段がついていますので、緊急のとき以外は手を出さない方がいいのではないかと思います。グーグルマップなどを使えば、近所のスーパーマーケット(Monoprix, Franprix, Carrefourなどが大手です)の位置はかなり簡単にわかります*1

水くみの安全性

地元の学生さんたちは友人同士できているみたいで、平気でラップトップを置いてトイレに行きますが、わたしは独りなのでそういうわけにもいきません*2。席を確保するために書類を置いておきつつ、パソコンなどをカバンに入れてトイレに行かなくてはなりません。これが面倒で、ついつい水分補給とトイレが遅れがちになります。これではいけないと思いますので、今日は気をつけようと思います。

 週の後半に期待

今週は後半が涼しくなるようですので、ぜひ期待したいところです。 

*1:パリで長めに滞在する時のSIMカードについては、記事を書きました。

 

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*2:もちろん東京でもラップトップが図書館で盗まれる案件は少なくないようですので、あまり平気でパソコンを置いてどっか行くのは考えものでしょうけれど。