近距離生活は休暇か
昨日再会の話を書きましたので、今日も近距離生活の話をば。
会う回数を増やすためにわたし達がしている工夫について書いてみようと思います。
休暇日数が足りない
わたし達は、年に3回(うまくいく年は4回)会えるようにしています。1万km離れていると、(会うためにはお金もかかりますが)問題は時間です。休暇を取らねば、会いに行けぬし、会いに来てもらうことも叶わないのですが、まさか年に4回も休暇が取れるわけもありません*1。
なので回数会うためには、時間を工面するために少し工夫が必要になります。
迎える方は休暇を取らない
わたし達がいつも使っている手は、迎える側は休暇を取らずに過ごすことです。
例えばわたしが迎える側の場合、わたしは平日フルタイムで働きます。朝出かけて、定時まではちゃんと働いて、夜は一緒に過ごすのです。
一方でAさんは鍵を持っているだけではなく、モバイルルーターを持っていますので、移動もホームオフィスも思いのままです。
この作戦の良い副産物
こうすると、相手に出張でもない限り、相手の忙しい時期だからと時期をずらす必要が少なくなります。これはとても良いです。基本的には、出かける側のカレンダーを中心にプランを考えて良いとなると、話はとても簡単です。
さらに場合によっては航空券の安い時期に移動することができるようになるので、金銭的にも移動回数を増やす負担を減らすことができます。残念ながらわたしは休暇およびホームオフィス期間が取れる時期が決まっているので、航空券の安い時期には移動できないのですけれど、Aさんはホームオフィスの時期がフレキシブルに決められるのでこの作戦を使っています。
相手先でホームオフィスをする
これはわたし達に特有の事情ですが、わたし達は仕事のかなりの部分をホームオフィスで片付ける必要があります。これは中々完全なる休みを取るのが難しくなる欠点があります。しかし利点としては、ホームオフィス用の作業をまとめておけば、相手先に出かけたときも全体として進捗があることです。
わたしは夏にまとめて休暇とホームオフィス期間を取っています。Aさんの家からミーティングをし、締め切り仕事を片付けて過ごすことにしています。
(そして、置いて行かれてしまった寂しさもかなり解消しますし、ね。)
終業後が2人の時間
2人の時間は朝ごはんと、終業後です。まるで、同じ街に住んでいるかのように、パリで東京で待ち合わせをします。
これは個人的にはとてもワクワクします。「よそはよそ、うちはうち」だとわかっていても、他の近距離恋愛カップルがしてるようなことができるのは嬉しいのです。仕事の上がりが近づくと、こっそり嬉しくなったりするものですね。
本当の休暇が欲しい
この作戦なはもちろん欠点があります。それは、一緒に休暇に行けないことです。週末以外は、休みが共通にならない会い方になりますので、「一緒にバカンスに行きましょう」なんて展開にはなりません。
最近では「次回はどっちで会おうか」という会話の最初の30分は、「もしかして2人とも休みを取れるのではないか」という検討に費やされ、毎回、無理であろうことを確認してため息をつくのです。
それでも、こうやって会える回数を増やす作戦は、しばらく続けらことになりそうです。
*1:フランスは休暇取得が日本より簡単ですが、そうはいっても限度があります。