CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

両親とAさんが会う日

わたしはあまり秘密を維持できないタチなので、(数はとても少ないけれど)お付き合いする人ができて、めでたくお付き合いが軌道にのると親には言うようにしています。隠していてもバレるなら、隠さずにオープンでいたほうが良いでしょう。それでも、お付き合いしている人を親に会わせるのは、ちょっと訳が違うように感じておりました。

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ところがひょんなことから、Aさんとわたしの両親の会合はセットされることになったのでした。

 

ビザと「会いたい」「会わせたい」

Aさんは初回の来日でわたしのアパートを訪ねることになりました。というのも、わたしがまだ住民票を両親のところに置いていたからです。わたしはしばしば週末に実家に帰ってますし、いつまでこのアパートに住むかもわからないからです。

住民票の住所はもちろんビザ申請の書類に書かなくてはなりません。

 

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申請書類に書いたということは、場合によっては実家に連絡が来るわけです。外務省から郵便が来る前にこれは来日を伝える方が良いだろうと思い、「ビザの申請をうちの住所でしているからよろしく」と伝えました。さらに、先にAさんには同意をとりつけてあったので、その返す刀で、「一度2人でうちに来たいと思う」とも伝えました*1

拍子抜けするほどあっさりと、両親は面会に同意したのでした。あとで訊いたら、もう長いこと付き合っているようだし、わたしがAさんについて話していたことも信頼がおけそうな人柄を表してみているように思えたので、一度会ってみたかったとのこと。なるほど、別に作戦としてやっていたわけじゃありませんが、色々オープンにしていると良いこともあるんだなと思ったことでした。

当日

結婚ハウツー本などには、初回はお茶にして、お夕飯前に帰る……ようなことが書いてありますし、わたしのきょうだいの時はそのようにしていました。しかし今回は最初からお夕飯のお誘いです。結婚の挨拶ではなくて、カジュアルな感じにしようとしたら、日本の家庭料理らしくちらし寿司でも囲もうかということになったのでした。

もちろん当日は、Aさんはとても緊張してました。「あんまり長居はしないようにしようね」というAさんの気持ちはわかるので、2時間で帰ることにして臨むのでした。Aさんのことを気に入って欲しいわたしもちょっと緊張しましたしね。

両親と同居の祖父を囲んでの夕食は話も弾み、ほぼうまく行ったと思いますが、後で1つだけ怒られました。それは夕食の直前に母に台所から呼ばれたときのことでした。普段割と気軽に手伝うのですが、今回もそうしたら、Aさんを父と祖父の間に放置する5分が出来てしまったのです。「全体としては楽しかったけれど、あの状態はヒドイ」と帰りの電車でAさんは文句を言うのでした。たしかに、それは居たたまれなかっただろうなぁと反省したのでした。

後日談

幸いにわたしの家族は、Aさんを気に入ってくれたようです。Aさんもわたしの家族を気に入ってくれたようです。ありがたいことです*2

これ以降、Aさんが来日の度に、家族で夕食を囲むのが新たな習慣になりました。

*1:このときは知らなかったのですが、配偶者として在留資格を申請するときには家族への紹介はファクターらしいので、このときに提案しておいたのは、今後のために良かったのかもしれません。

Aさんのご家族は首都からかなり離れた場所に住んでいるので、お目にかかるのが難しいのですが、それはこれからの話です。

*2:でもこのことに胡座かいてはいけないとも思うのでした。中立よりはAさん寄りに、これからと調整を続けますよ。