8時間か7時間か、それは結構問題だ
フランスを含めた欧州地域では今週末に サマータイムが始まります。日本とフランスの時差は、8時間から7時間になります。1万kmの距離は一切変わらないのですが、それでも「わーい、一時間近くなるぞ」と思うのです。小さな喜びです。
その反面、実際の生活には少なからず影響があります。正直、8時間の時差のほうが生活しやすいと感じるのです。
例えば、わたし達が日本時間の朝に通話するとします。今までは、Aさんの0時がこちらの8時、Aさんの23時がこちらの7時でした。これなら、わたしの側がやや寝起きのぼんやりした感じになるとはいいながら、わたし達の生活リズムがある程度合致します。
これが7時間になると、わたしがちょっと頑張って朝起きするか、Aさんがちょっと頑張って遅くまで起きているかしないとなりません。このちょっとの頑張りというのが曲者です。ちょっと頑張ればなんとかなることを、毎日続けるのは簡単ではないからです。
ちょっと頑張ればなんとかなるのに、眠い。眠気には勝てない。
これが続くとストレスになりましょう? とはいえ今のところ、「今年の夏時間は、わたしが頑張って朝起きできたら生活改善に役立つかしら。そうなら頑張ってみようかな」とこっそり思っているところです。
夏時間と冬時間の変更がなくなる
しかし毎年2回の時差の変更は2021年になくなるようです。
欧州議会が26日にサマータイムを2021年に廃止するという議決をしたからです。欧州委員会が実施したアンケートで8割の回答者がサマータイム制度の廃止を求めた*1ことに基づいて提案された議案は、当初今年の夏からの廃止を提案していましたが、26日の議決では、
- 2021年まではサマータイム制度を廃止しない
- それまでに各国が夏時間と冬時間(標準時)のどちらを採用するかを決める
- その際に近隣諸国と調整することを求める
とされました。
どちらに揃えるのだろう
2021年までには遠距離状態は解消していたいとは言うものの、それでも気になるのは、フランスはどちらに揃えるかということです。正直、現地で生活するなら、夏時間のほうが夕方遅くまで明るくていいのですけれども、上にも書いたように遠距離状態では冬時間のほうがいいなあと思います。
昨年10月9日の記事では、
という情勢のようです。どうなるか楽しみに待ちたいと思います。