通話の頻度の話
遠距離恋愛でも連絡は随分楽になりました。個人的な感覚だと、(お金のことを考えなければ)国内でも東京↔九州くらいの距離の遠距離恋愛(や単身赴任)と苦労はそんなに変わらないのかもしれないと思います。
とりわけ楽になったのがインターネットを経由する通話が簡単になったことです。
では「楽になった」と言うけれど、お前はどれだけマメに通話しているのか。それが実は毎日ではないのです。遠距離恋愛について書いてらっしゃるブログを見ると、皆さんマメに通話していらして(しかもビデオ通話もたくさんいらして)羨ましいのですが、なぜかわたし達は未だにテキストメッセージが中心です。
理由さまざま
毎日ではないのには、いろいろな理由があるのですが、今回はそれについて考えてみようと思います。
朝がつらい
通話は(無料なのに)、何日かに一度のペースになる最大の理由が時差です。現在の時差は7時間(冬時間だと8時間)、通話をしようにもどちらかが朝になります。
ところがわたし達は2人とも非常に朝に弱いのです。通話をしようにもどちらかがあまりゴキゲンな感じではないとなると、急ぎの事情があったり、「明日は朝早いから起こして」と言われたとき以外は、なかなか通話をしにくいように感じます。
We prefer texting....
それでも時間さえ見つけて通話すれば、毎日通話できるでしょうし、実際に多くの日欧遠距離恋愛のカップルはそうしているのでしょう。ところがもう1つの理由があります。それはAさんは通話が好きじゃないことです。「わたしたちは電話よりもメッセージが好きでしょう」とAさんは言います。
実はその気持はよくわかります。わたしも通話はあまり好きではありませんでした。通話の持つ独特の不自然さが好きな人と、そうじゃない人は割とはっきり分かれると思います。わたしの祖母は電話というものが好きでしばしば長電話していましたが、彼女にとっては電話という通信形式がとても合っていたのでしょう。わたしは祖母のようにはなれませんでした。なので、通話をすると、通話しながら作業したくなってしまいますし、通話に集中しているとだんだん手持ち無沙汰になってしまうのです*1。
ちなみにAさんは、電話も余り好きじゃないので、実はビデオ通話はしたことがありません。
メッセージでも、まあなんとかなる
結局わたし達のコミュニケーションの基本は、メッセージになります。たしかにわたし達は、毎日、複数回テキストメッセージで連絡しています。別に返信が欲しいような内容ばかりじゃなくて、とりとめもないことを相手が寝ている間や、仕事中に送っておいて、既読のサインがついたら安心するという感じです。
もちろんこんなのんびりしたペースで平気なのは、最初の1年あまりは一緒の街に住んで大体お互いの生活パターンに対する信頼があるからかもしれません。(と書いてみたものの、信頼って疑いが生じないときには、大上段に振り構えて「信頼してます」って思うことじゃないので、これが「信頼」の故なのかもあんまりよくわからないんですけれど、ね。)
*1:どちらも、状況が切迫している(喧嘩のような)場合には、非常にまずいです。火に油を注ぐことになります