経由地の話
春は東京ということになりました。
ということで、ギリギリになってしまいましたが、航空券を取ることにいたしました。今回選んだ安い航空券は、チューリヒ経由成田空港着。
同じルフトハンザ系列でも、ドイツ経由だとやっぱり高い。なぜかしらね。本社だからかしら?
中国を避ける
今回経由地を選ぶにあたって、中国本土(と香港および台湾)は避けることにしました。コロナウィルスが日本にだって上陸して伝播しないとも限りませんが、現在のところで避けられるリスクは避けておこうということにしたのです*1。
本当はね、わたしたち中国国際航空がお気に入りなんですよ。機内でスマートフォンは使えませんが、おおむね接続は順調で*2、サービスが過剰ではない……非常にいい感じの航空会社なんです。
でもおそらく今のペースでコロナウィルスが伝播していくと、中国経由の航空機の検疫は厳しくなるでしょうし、そうなると入国に余計な時間がかかるでしょう。
欧州を経由地とする
直行便はだめ
マイルがずいぶんたまりましたので、直行便も格安で買えるかしらと試してみたのですが、やはりわたし名義じゃないとマイルを使って購入することはできないようです。これでマイル使用の試みの失敗は2度目。悲しいです。
中東は利点がない
中東を経由地にするというのも考えたのですが、Aさんは「今はイランの上を飛びたくない」と仰るし、値段もあまり安くありませんでしたのでこれも却下になりました。
欧州経由が残る
結局残るのは、欧州域内を経由地にすることでした。それでもロンドン経由はわたしがあまりいい経験をしたことがないので、羹に懲りて膾を吹くことにしました。
結果としてはAさんが滞在許可を持つシェンゲン協定圏内の空港になりましたので、何かあっても(あったら困りますが)空港から外に出られる自由があるわけで、それはいいことだなと思います。
さ、楽しみだぞ。
*1:経由地としての中国を忌避することについて、このブログに書いたものか、随分悩みました。記事を書いては消し、書いては消しした結果こういう記事になったわけです。
インターネットでの言説を見ていると、日本語でもドイツ語でもかなり感情的な記事も多いですし、ものによってはあからさまに差別的な言辞を追加しているものも見受けられます。
無論わたし達の決断が、感情に左右されていることを否定することはできません。ある種のパニック反応なのかもしれません。一方で、3月後半の段階で中国政府がコロナウィルスの封じ込めに成功すると分かっているならば、わたし達はこのような決断をしないだろうと思います。
無知ゆえの不安。わたしはこのタイプの不安が危険であることを知っています。わたしの反応が、わたしを危険な方向に連れて行かないか。ここからは、それを注視したい。今願うことは、わたしに冷静さが早く戻ってくることです。
*2:Aさんが接続便を逃した回は、羽田の管制による混雑緩和のための出発延期でしたので、航空会社のせいとは言えません。