(もしかして)颱風の影響の話
今週のお題「わたしと乗り物」
今回のフランス行きは台北経由のエバー航空利用でした。台北〜パリ間は、BR87便。
台北が17日に日付が変わった頃に飛び立ち、パリの朝に到着する非常に便利な便です。
南まわり
てっきり日本海を北上して、シベリア経由でパリに向かうのかと思ったら、台北を飛び立った飛行機は南下をはじめました。「おやーん」と思っていると、ルートが中華人民共和国の国境の南側を縫うように飛び始めました。
夜に目が覚めて、地図をみたらカブールから143kmのところを通過していて、まじかと思ったりいたしました。800km/hで飛んでいる飛行機ですから、カブールは目と鼻の先です。
そういえば、カタールを経由したときもこの辺を通った気がしますので、今年は2度ほどこの地域をお邪魔したことになるのでしょうか。
通常通りじゃない
それでも飛行機に乗っている間は、「中華民国籍の航空機ですから、中華人民共和国を避けているのかしら」とか「台北は随分南だからこのルートが速いのかしら」などと思っておりました。
ところが今日調べてみると、どれも間違っていることがわかりました。わたしの乗った飛行機はよく見ると、中華人民共和国をかすめていますし、今日のルートはわたしの最初の想像どおり、日本海を北上してシベリア経由で飛んでいるのでした。そして今日のルートはむしろ中華人民共和国を避けて飛んでいます。
さらに今日のBR87便は昨日わたしが乗った便よりも30分以上速くシャルル・ド・ゴール空港に到着しています。
飛行機は同じ航路なら燃料を節約できるルートを通るに決まっていますから、おそらく、今日のルートが正規のルートなのでしょう。
日本海を避けた
ということは、なにか特別な理由があって、昨日のフライトは日本海を避けたことになります。
なぜでしょうか。
想像ですが、これはおそらく颱風(から変わった温帯低気圧)のせいですよね。颱風16日21時の位置はちょうど航路の東側なのです。
これは揺れそうです。わたしは飛行機の飛ばし方なんぞちっともわかりませんけれど、この感じはよろしくなさそう。
紛争地域は避けたいけれど、飛行機の縦ノリはもっと避けたいと思う小心者なので、この天気図をみると南まわりもやむないかしらと思うのです。