遠距離になることはわかっていた話
わたし達が付き合い始めたとき*1、わたしはすでに東京に引っ越す日が1年後に決まっていました。しかも決まっていたのはヨーロッパに戻る予定がない引っ越しでした。
始める前は思ったより気にならなかった
普通の状況であれば、1年しか近距離で付き合えないならば、諦めるのかもしれませんが、わたしはあまり気にしていませんでした。
1つには、「近距離だろうが、遠距離だろうが、どうせ長続きするかどうかわからない」と思っていたことがあります。付き合い始めてすぐに、1年後のことを心配できるなら、その人はだいぶ自信のある人でしょう。幸い、この点についてはAさんとも一致していたのは、とても幸先のよいことでした。
さらに、「1年うまくいったらその先もなんらかの解決策を思いつくでしょう」とも思っていました。やってみなくてはわからない訳で、2人で解決策を見つけられれば良し、無理なら悲しみに浸るしかないわけです。
そしてわたしの場合はすでに1万kmの遠距離恋愛の経験がありましたので、(それはうまくいかなかったとはいえ)わたしは遠距離状態でもまあまあ気長に付き合っていけると知っていました。
始めから遠距離になる可能性を明らかにしておいた
そうは言っても明らかに予定されていることを隠しておくのはよくありませんから、わたしは付き合う前から日本行き(および帰欧の可能性が不明なこと)を伝えてありました。
その上で、万一の可能性にかけて、ヨーロッパ内での転職活動も進めていることも言いました。実際、その当時のわたしは出来ればヨーロッパ、出来ればドイツ語圏、に安定して住むことを目指していたのです。
結局Aさんの唯一の条件は、欧州内の求人には応募し続けることでした*2。
まあまあなんとかやってこれた
このブログは今のところ上手いことやってきている2人の記録ですので、生存者のバイアスが強固にかかっています。なので、あまり色んな人の参考になる訳ではないのですけれど、わたし達は今のところ想定通りなんとかやってこれました。
わたしはのんびりした性格なのでしょうか、それほど辛い気持ちにもならずに済んで来ています。だからと言って、寂しくなるときがないわけではないですが、それもお互いに(お金はあまりありませんが)比較的時間の自由がある業界にいるおかげで、ちゃんと定期的に会えていますし。