謎の新郎ファーストを恐れる話
わたし達は、結婚式はしないことにしていますので、準備は比較的ラクなはずです。
そうは言いますけれど、それでも準備はいるのでしょう。
準備に付き合ってくれる人
これから日本でお披露目を開催するということは、それぞれの会場のウェディングプランナーの人とも話をしなくてはならない……のかなと想像しています。今のところ、わたし達が気になっている場所は、ほとんどすべてプランナーの方がいらっしゃいました。
ということは、見学に伺い、予算を組んで頂き、(契約した場合には)その後全ての計画段階で、プランナーの方のお手伝いを必要とすることになるのでしょう。
習慣とプランナーさん
そんな中、とても気になる記事にぶち当たりました。
タイトルに惹かれてクリックしたのですけれど、その中身は味方になってくれると思っていたプランナーさんが、謎ルールの守り手として立ちはだかるかもしれないということでした。
招待状
例えば、わたしも案外魅力的だと思っているのですが、「招待状は新婦の招待客には新婦の名前が先に、新郎の招待客には新郎の名前が先に書かれた2パターンを作りたいという要望」には、
「間違いだと思われますよ」
「親御さんやご親戚、ご友人、会社の方に失礼になる可能性があります」
「もし本当にやりたいなら、必ず事前に説明して許可を得てください」
と畳みかけられたそうだ。さらに、2パターン作った「前例がない」ため、料金も2倍かかるかもしれない、と。
結婚式の“謎ルール破り”をしてみた。新郎ファーストも○○家もやめて起きたことは? | Business Insider Japan
もちろん招待状は、数が少ないのに、あちこちの国にばら撒くことになりますので、たぶん、わたし達が自分でケアしないといけないのかもしれませんけれど、「失礼になる可能性」と言われても、困るわけです。
挨拶
もっと困るのが挨拶です*1。
結婚式の設定は基本的に「新郎ファースト」。順番は新郎→新婦、上座=新郎、下座=新婦がデフォルトになっている。挨拶や謝辞に至っては新郎のみだ。
結婚式の“謎ルール破り”をしてみた。新郎ファーストも○○家もやめて起きたことは? | Business Insider Japan
もちろん挨拶は2人がしないとわけが分からなくなります。わたしはロシア語が喋れないからです。せっかくロシアからいらしたのですから、Aさんのお父さんとお母さんにもそれぞれ何かおっしゃって頂けたら楽しいでしょう(もちろん、お嫌ならしようがないですけれど)。
プランナーさんの役割とは
もちろん、プランナーの方は招かれた人々の見解を伝えているのでしょうし、そういう見解を無視するのは賢くないのでしょう。結婚のお披露目というのは、多分に、「みなさん認めておくれ」という欲求を含むのでしょうから。
しかしわたし達にとっては問題なのは、わたし達が「認めてほしいな」と思う相手は、一様じゃないことです。そのときに、なるべく男女平等な会にしたいという希望が、「どれも1つ1つプランナーに交渉し」(結婚式の“謎ルール破り”をしてみた。新郎ファーストも○○家もやめて起きたことは? | Business Insider Japan)ないと実現しないなんて困ります。
プランナーさんがわたし達の前に立ちはだかったとき(しかもそれが契約締結後だったとき)わたしは翻訳担当としてプランナーさんとわたし達の希望の間に立たなくてはなりません。
人見知りなわたしにこのような調整ができるのかどうか……不安です。
*1:上座・下座については、日本側じゃない出席者は気にしないと思われるので、Aさんが納得するなら、それで話しがつくことですから、まああいいんです。