CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

翻訳むずかしい……の話

わたし達はさまざまな会場に資料をお願いしています。

 

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英語の資料がいただける場所は少ない

資料をお願いしたらもちろん、日本語で資料が来るわけです。わかってはいるのですが、「うちは国際結婚も多いんですよ」と自慢なさる会場には、念のために毎回「英語の資料がありますか」と伺うのですが、今の所英語資料を用意している会場はありません。当然といえば当然なのですけれど*1

ということは翻訳がいる

わたしたちの共通語は英語です。

 

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ということは日本語の資料で情報を共有することはできません。頂いた概算を含めて重要な情報は英語になんとか訳して共有することにしています。

むずかしい

翻訳してみると、いろいろなことがよくわかっていないので、表面的な単語の置き換えになってしまうことがしばしばあります。

引き菓子

例えば「引き菓子」ってどうしますか。グーグル翻訳で単語を置き換えて満足ですか。

それなら、単に単語訳しただけで、相手は理解してくれますか。理解した上で、「我々はいらないな」とか「あった方がいいね」とか2人で判断できますか。もしそれがうまくないなら、引き菓子という習慣がない相手には、説明しなければなりませんよね。それならどうやって説明しますか。

概算書やプライスリストには、そういうものがたくさんあります。プロの日英翻訳者でもないですし、ウェディングプランナーでもないので、わたしにできることは複雑になります。そもそもまず日本語の概念を調べて、その説明を納得しようとします。親に訊いても、「わたし達の頃はそんなことなかったな」とか言われたらおしまいです。理解できたら、まずは英語の単語を当てます。さらに英語の単語の脇に、説明をつけます。

それでも伝わらんものは伝わらん

これだけ頑張っても、「で、なんなの、それ? いるの?」と言われるものが出てきます。わたしも生まれて初めて結婚しますので、そんなこと言われても、ふんわりとしかわからないことだらけです。

伝わらんものは分かっておらん

伝わらないものは自分もわかっていないものなのです。どの分野でもそうでしょうけれど、話を聞いてそれを(単に復唱するのではなく)説明しようとしてできなければ、それはたぶん分かってないんです。

分かっていないなら、分かろうとしなくてはいけない。国際カップルの良いところは、本当は分かっていないことが何であるか、それが分かるようになることだ……。大変もっともなことです。

そうですけれど、「こんなに頑張って伝わらんようなものを、さも当然のように予算に入れるとか、どうかしている。むきー」って、正直、思います。むきーって思いながら、届いた郵便物やEメールを訳すのでした。

*1:例えば、ドイツやフランスで英語の資料がもらえるとは思えないのです。