恋しいふるさとの話
今日はちょっと東京の生活の話を。
東京にいるとドイツビールが恋しくなりますけれど、ドイツのソーセージなんてなかなか食べられるものではありません。
インビスハライコ
そんなドイツのビールとソーセージを90分飽きるほど味わうことができる場所が東京にあります。それがドイツのソーセージメーカーであるハライコが経営する食堂、インビスハライコ九段店です*1。
ドイツ語仲間と
わたしと同時期にドイツにいた仲間と、そのパートナーの方と3人でソーセージを食べにでかけました。ドイツの話をしながら、わいわいとソーセージをわんこそばのように食べ続ける夕べはとても楽しうございました。
食べるほどに恋しくなる
それにしてもAさんと話しているとパリが恋しくなりますが、ドイツにいた頃の友人たちと喋っているとドイツ語圏での生活が恋しくなります。
「ドイツのインビス料理が恋しくなったら、ここに来ればいいのだ」という場所が東京にあるのは嬉しいことです。それでもハライコはドイツのスーパーマーケットで展開しているようなソーセージなので、味は残念ながら肉屋の自家製には及びませんし、ビールもわたしの愛する街のビールは品揃えされていません。こうやって少しだけホームシックを刺激すると、(ニンゲンとは欲深いもので)手に入らない物が欲しくなります。
帰り道、携帯電話のアルバムを開いて、今年の夏に手に入れた地元のビールの写真を眺めてしまいました。
ホームシック
12月に入って寒くなったせいでしょうか。以前住んでいた場所が(特にドイツ語圏の場所が)恋しくてしかたありません。遠くにいるとどこの街でも美しく見えるものですが、住んでいた場所はとりわけ美しく思えるものです。
あまりに恋しいものですから、ふるさとの訛りを求めて普段の(標準語をしゃべる)公共放送ではなくて、それぞれの街の地元放送局をインターネットラジオで聞いています。「ああ、まだわかる」と思うと安心します。
*1:「九段店」という名前ですが、店舗は1店しかありません。