パリのビール
(今週のお題「お気に入りの飲み物」)
Aさんとわたしのお気に入りの飲み物は、ビールとパスティスです。パリに住んでいた頃は(そしてわたしがパリに行けば今でも)、よく2人でカフェやバーで飲んだものです。
パリにはカフェーはそれこそ掃いて捨ててもまだ掃き残しが出るほどあります。自然、家に呼ぶほどじゃないデート段階だとカフェーに出かけることになります。わたし達もデートしている段階では、よくカフェーやバーにでかけてビールだのパスティスだのを飲みながらだべったのでした。
今日はパリで飲むビールの話。
パリで手に入るビール
パリでのビールは、食前酒としての扱いを受けることが多いようです。レストランに出かける前に軽く立ち寄ったり、待ち合わせに使うカフェでビールを軽く飲んで、レストランに出かけるということをしたこともあります。一方で学生たちは、気軽にビールで夜遅くまで過ごす人もいるようです。
ただ、パリはクラフトビールを除けば、地ビールがない。たぶん、ない。見たことがない。フランス産のビールは、北のノルマンディ地方か南東のアルザス地方のものが圧倒的に多いです。
例えば、わたしが好きなアルザス地方のビールは、Fischerです。ドイツ語とフランス語の綴りに詳しい方は、この綴りはドイツ語系であることにお気づきかもしれません。これは非常においしいです*1。
そしてベルギービールやオランダのビールがお好きな方には、パリはいい街です(ちなみに、上のGrolschのタブは、オランダのビールです)。あちこちのカフェでベルギーやオランダのビールがタブで並んでいます*2。
値段はドイツと日本の間くらい(に感じられる)
ドイツよりは明らかに高かった
ビールの値段は、ドイツから引っ越した1度目のパリ滞在のときはやたらに高く感じました。地ビールはないし、値段は高いし、「なんてひどい街に引っ越してしまったんだ」と悲しい気持ちになりました。
今でもパリ滞在中にドイツに戻ると、わたしの住んでいた街のビール*3をタリスに乗せて持ち帰ってしまうのですが、とにかくドイツのビールが恋しかった。ご飯はおいしいし、同僚はいいやつばかりでし、パリの街はとても気に入ったけれど、ビール好きにはずいぶん堪えたものです。
日本から行くとそれほどでもなかった
2度のパリ滞在は、日本から引っ越しましたので、ビールの値段はまったく気にならなくなりました。確かに安くはないけれど、パリの物価と比べても、日本のビールの値段と比べても大した違いがないからです。
どこから引っ越すかでビールに対する気持ちが全然違うのは、どうにも冷静じゃなくて笑っちゃいますけれど、まあ感じたことを正直に書くならばそういうことなので、しょうがないですね。
Aさんの好きなビール
今年の夏も、またAさんとよくデートしたカフェにでかけてみたいなと思います。
ちなみに、Aさんはスタウトタイプの濃い色のビールが好きなようです。
ギネスはもちろんですが、わたしが友人のクラフトビールショップで買った Insel Kap *4も大分お好みだったようです。
(もし、おススメのスタウトタイプのビールがあれば、ぜひ教えてくださいませな。)