CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

アスパラガスが恋しい

4月が5月に変わる頃、恋しくなるものがあります。それがアスパラガスです。特に白アスパラが食べたくなります。

 

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アスパラガスを買う場所

ドイツにお住まいの方なら、このシーズンに一度は白アスパラを手に入れて召し上がってるかと思います。もちろんレストランで頂くアスパラガスも大変に美味しいですが、マルクト(特定の曜日に開催される市場)で手に入れる量り売りのアスパラガスを自宅で調理するのが、とても美味しいのです。

わたしの住んでいた、ノルトライン=ヴェストファーレン州では、ミュンスターラントと呼ばれる地域のアスパラガスがとても多く出ていました。ミュンスターラントに行くと、農家の方々が畑の脇にスタンドを立ててアスパラガスを直接販売する姿も目にします。

値段は太さに応じてクラス分けされていて(太い方が高い)*1、重さでの量り売りでした。

さらに、頼むと店によっては皮を剥いてくれるサービスがありました。もっとも一人暮らしだと、ピーラーで剥いても大した手間ではないので、わたしは大抵自分で剥いていました。

 

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わたしがドイツに住んでいた頃はなかなか毎週マルクトで野菜を買う(時間的、財政的)余裕がありませんでしたが、アスパラガスの季節には何回かマルクトで買い物をいたしました。マルクトは、スーパーよりも高くつくのですが、品質もその分良いです。

 

マルクト

 

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わたしの住んでいた街では、マルクトは市内で何ヶ所かで開催されていました。野菜だけでなく、肉屋、魚屋なども揃っていて、特にオランダから来る魚屋さんの新鮮な魚はたまの贅沢にとても嬉しいものでした。

多くの商品がオーガニックで、値段も高めだったせいでしょうか、お客は割と食に対する意識の高い感じの人々や小さい子ども連れが多かったように思います。

市の立たない日は、その場所がちょっとした広場になっていて、その広場の雰囲気はわたしにとって「ヨーロッパらしい」と感じられる典型例です。ときどき東京にもあちこち公園ではない広場があったら良いのになと思います。

*1:細めのものでも日本のスーパーマーケットのアスパラガスよりはだいぶ太いので、日本に来るとスーパーマーケットの白アスパラの細さにびっくりしたものです。