CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

モスクワお昼ごはんの冒険

わたしは食い意地がはっています。さらに食わず嫌いがあまりないので、旅行にでかければ、大体、行った先で美味しいものを見つけて、幸せな気持ちになることができます。

今日はそんな食事の話をば。

食堂に行く

2017年にモスクワにでかけたときも、Aさんに注文の仕方を教わって、彼女が仕事に出かけている間の昼ごはんに近所の食堂でいろいろなものを頼んでは、楽しんでおりました。ちなみにわたしがでかけた店は、「Кулинарная лавка братьев Караваевых」というチェーン店でした。

https://www.karavaevi.ru/about/adress.php

この食堂は、カウンター越しに欲しいものを注文して盛り付けてもらうという、ちょっと学食風の食堂でした。なので、ロシア語を喋れないわたしも「ぱじゃーるすた」と「すぱしーば」を連発して、指差し会話をすると、食べたいものを注文できました。(中には英語が通じる店員さんがいらして、そういう時はもっとスムーズに話が通じましたよ。)

値段は基本的に量り売りで、量も調節して注文できます。特に付け合わせのポテト(これも量り売り)などは、なしにすることができて、大変合理的でした。

支払いもレジの数字通りに払えばよかったですし、レシートもちゃんとしていたので、なかなか快適でした。

ただ忙しい店(ですし、チェーン店)なので、毎日通っても、「また来たね」的な扱いはありませんでした。正直言うとそれもちょっと嬉しかったのですけれど。

全体的な雰囲気は、量り売りのカウンターがついた大戸屋みたいな感じです。レストランよりはかなりカジュアルですが、ちゃんとご飯が食べられて、こぎれいでフレンドリーな感じです。

 

コートを着たニシン

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例えばこの日の昼食は、シャシリクにコートを着たニシン (Селёдка под шубой) でした。(付け合せのマッシュポテトのサイズが素敵です。)

わたしはコートを着たニシンがとても好きです。塩漬けのニシンにビーツとゆで卵などが載ったサラダのようなもので、彩りもよいですし、とてもウマウマなのです。

もともとはお祝いごとの時などにでてくる料理のようです。検索すると日本語でも沢山レシピが出てきます。中にはインスタ映えする料理として紹介されてましたが、確かにケーキ型にでも仕込めばそういう感じもありますね。食堂で供されたのは、量り売りなのであまり写真映りは良くないですけれど。

Aさんは、わたしが独りで食堂に行っている話を楽しそうに聞いていましたが、わたしが毎日コートを着たニシンを必ず頼むのを不思議に思っていたみたいです。「あなたは、それしか頼めないのかと思ったよ」と。「いやメインは色々変えてましたよぅ」と言いますと、すこし安心したようでしたが、やっぱりコートを着たニシンは食べすぎではないかと思っていたみたいです。