CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

ゴミ箱

パリと東京の間の違いの1つに、街中のゴミ箱とトイレがあります。Aさんともよく話すのですが、パリには無料できれいな公衆トイレがあまりなくて、ゴミ箱は山のようにあり、日本だと公衆トイレがそこそこ見つかるのに、ゴミ箱があまり見つからないのです。

そんなわけで今回はゴミ箱の話

 

 

 

東京

Aさんだけでなく、東京にヨーロッパから来た人たちは、街にゴミ箱がほとんどないことに驚きます。わたしもヨーロッパから帰国したときは、ゴミ箱がないことに非常にびっくりしました。「ポイ捨て禁止」の看板はたくさんあるのに、ゴミ箱がない。昔は駅にはたくさんのゴミ箱が合ったように思いますが、それもどんどん減っているようです*1

今住んでいる団地にあるのは、昔はゴミばだった植木鉢だけです。トイレも公衆電話もは300mごとにあるのですが、ゴミ箱がないのです。わたしの住んでいる団地は清掃の方が毎日くまなく巡回してくださっているので、トイレも家庭ごみの収集スペースもかなりきれいなのですが、それでもゴミ箱の設置・管理はなさらない。

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もちろん、「ゴミは持ち帰るのが当然なんだ」と言われれば、まあそうかもしれないなあと思わないでもないのですが、それにしたって山を歩いているわけでもあるまいし、小さなゴミを全部持って帰るのも変なものだと思うのです。

「結局捨てるためには分別しないといけないのに、ゴミ箱だとそれが難しい」という意見もありそうですが、駅やコンビニエンスストアではまあまあ維持されているであろう分別が街中で維持されないと思う理由も、よくわかりません。

もしかして「ゴミ箱があると美観が損なわれる」という意見もあるかもしれないのですが、それはそれでとても不自然な「美観」理解じゃないかしらと思うんですよねえ。

パリ

パリはゴミが(そして犬の糞も)とても多いです。それでも、ことゴミ箱(とその管理)については、パリのほうが暮らしやすいと感じます。

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というのもパリはゴミ箱の多い街だからです。街のいたるところで、写真のようなゴミ箱を見ることができます。それこそ数百メートルに1つはあるように思います。そして街中のゴミ入れについても、かなりの頻度で回収がされています。

たしかに、このゴミ箱の写真からは、分別だの美観だのという考えが見て取ることはできませんし、ゴミ箱はあるのにポイ捨ても減りません。しかし「人間はゴミを出すのだ」ということを受け入れた作戦は、案外、潔くて生活しやすいものだなとも思います。

こと街のゴミ箱事情に関しては、わたしはパリの方が気に入っているようです。

*1:駅のゴミ箱は、「テロ対策」とかで、アメリカの大統領が来日すると、コインロッカーと同時に使用中止になってしまいますし。