2DKの話
火曜日から人に会っていないことに気が付きました。正確には、昨日、お医者さんに5分間だけ会いましたけれど、それ以外はほとんどオフラインで話をしていません。家で作業をしないといけない時期なのでカフェにもいけませんし、しようがないのですが、だんだんストレスがたまって来ました。
こういうときに遠距離だとしんどいですね。WhatsAppがあるとは言いながら、人間が近くでうろうろしている感覚には代えがたいと思うのです。
自宅作業の時間に人の気配がアパート内にあったらいいなと思います。要は寂しいのです。
逃げ場
一方で自宅作業の時間が多いAさんとわたしが共同生活するようになると、この「近くでうろうろしている感覚」が割と簡単に邪魔っけになる時期が来るように思います。現に、Aさんのアパートはワンルームなので、1ヶ月いるとたまに逃げ場がなくなるように感じられます。
もちろんわたしがパリに滞在中は、Aさんは昼間は仕事に出ていますので、作業をするには困らないわけですけれど、それでも2人でワンルームの部屋にいる時間が増えてくると少しストレスがたまります。何より2人で口論になったときに逃げ場がないのは、冷却期間を取りにくい意味で大変です。
2DK
そういうことを予想したわけではないのですけれど、わたしは東京のアパートを契約するとき、2部屋あるアパートで安い場所を探しました。最初の目標は、作業部屋と寝る部屋を分けることにありました。
幸い古いUR(いわゆる公団住宅ですね)のアパートがリノーベートされて、非常に手軽な値段で出ていましたので、わたしはそこを借りることができました。
なんと単なる2部屋じゃなくて、2DK。事実上3部屋です。これだけ部屋があれば、お互いに作業しているときに独りの時間が欲しくても逃げ場所はいくらでもあります。DK部分に机と椅子もいれましたし。
実際、昨年Aさんが来たときにも、2人で作業する時間、部屋を独りで使いたいときは、作業部屋とDKで分かれて作業することができました。こうすると、ひと気はあるけれど、息が詰まることもないという非常に素敵な状態を作り出すことができました。
今年の滞在もきっとうまくいくでしょう。