CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

畳の部屋の話

f:id:cdghnd:20190414090916j:plain

わたしのアパートは就寝スペースが畳敷きです。欧州滞在中はずっとベッドで寝ていたので、今のアパートを探すときは畳の上で寝たいなと思っていました。欧州に住むまでも別にベッドの上で寝ていたので、「懐かしい」という気持ちがあったわけでもなく、なんとなく「畳の部屋いいな」と思っていたのです。

そうしたら偶然にも今のアパートが見つかりました。内覧したときに、就寝スペースが真新しい畳の部屋であったのも、魅力でした。

畳の部屋は快適

実際に生活を始めてみると、万年床にしないようにするのがちょっと大変ですが、それさえ気にしておけば、なかなか快適です。それどころか夏は実家のベッドより少し涼しいようにすら感じます(が、これは誤解なのかもしれません)。

何より背中が柔らかすぎないのが、とても良いですね。朝起きたときの身体の感覚が軽いようにも思えます。おかげさまで腰の問題はないのですが、もしかしたら腰にも良いのかもしれないなとすら思います。

そろそろ表替え

唯一残念なのは、入居したときのイグサの香りはもう飛んでしまったことです。もちろん何年も住んでいれば、それは普通です。本当はどこかのタイミングで畳表を裏返したら良いのでしょうけれど、そこまで手が回っていません。

Aさんはどうかしら

わたしが畳の部屋で生活しているということは、Aさんも日本滞在中は畳の上に布団を敷いて寝ることになります。

当初わたしはこの点を心配していました。パリに住んでいた頃は、タタミベッドの広告を地下鉄でよくみかけたとはいえ、床に直接寝るのはAさんには初めての経験のはずです。

ところがこの心配を伝えたところ、Aさんは「むしろ楽しみ」だと言います。畳はオシャレな感じがするのだそうで、一度試してみたいと言います。

杞憂

「まあそう言うならば」とアパートを契約して数ヶ月後、最初の滞在を迎えました。部屋に2組目の布団を入れ(ちょっとふかふか目のマットも用意して)、空港に迎えに行きました。

最初の晩を過ごしてみたら、わたしのもっていた心配は杞憂でした。よく眠れただけでなく、のんびり寝坊までしたAさんはご機嫌で、それ以来、うちのアパートの布団はAさんのお気に入りの場所になったのでした。

準備

今回もAさんの布団を干して、シーツと布団カバーを洗って、Aさんの寝床の準備は万端です。