ポンピドーセンターの図書館の話
こうなったら色々な図書館をホッピングして作業してやろうかしらと思います。
公共情報図書館
というわけで今回はポンピドゥー・センターに来てみました。国立近代美術館が有名ですが、実は図書館が2階から4階部分が、公立図書館(公共情報図書館)になっています。
図書館の入口は写真のにある美術館の入口の裏手になります。公立図書館ですので入館に資格はもちろんなく、入館料も無料です。
パリの多くの文化施設と同様に入り口で手荷物検査と金属探知機による検査が行われますので、入館にかなり並ぶことになります*1。
それでも(8月だからだと思いますが)席を見つけるのに苦労することはありません。どこかに空きがみつかるものです。
館内設備
無線LANと電源が多くの席で完備されています。またコンピュータ端末も多く準備されています(が、端末はかなり人気があるようでなかなか空いているものが見つかりません)。
机と椅子は国立図書館に比べるとかなり見劣りしますが、硬めの木の椅子が嫌じゃない人はそれでも長時間作業していても苦にならないと思います。
休憩時間用にキオスクも完備されていて、飲み物も手に入れることができます。
さらに夏はありがたいことに、冷房も効いています。パリで冷房がちゃんと効いている作業スペースを探すのはなかなか難しいので、これもポイントが高いです。
注意事項
公立図書館ですので、デスクまわりではかなり若い人が多く勉強しています。友人同士で来ているような人がときどきぼそぼそ喋っていたりしますが、それでも全体的には大変静かな雰囲気で集中しやすいと思います。
ときどき「スリに気をつけるように」という自動音声が流れますので、どうもこの図書館を狩り場にしているスリがいるようです。当たり前のことですが、パソコンを置いてトイレに行くようなことは避けなくてはなりません。
作業に向いている
パリのどこから来ても便利な都心にあって、ポンピドゥー・センターのあの独特な建築を味わうことができて、無料で無線LANスポットが使え、電源がある。これだけのポイントが揃っていれば、少々の行列を我慢しても行く価値はあるように思います。