CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

鉄板焼きの話

この間誕生日を迎えたのですが、家族から誕生日のお祝いにランチのご招待を受けました。「せっかく来るんだから、2人で行っておいで」とのことなので、ありがたく土曜日にご招待された店にでかけました。

お店は都内にある鉄板焼きのお店で、最初は13時位からのんびりお昼にしようかと思ったのですが、予約の電話をかけたところ、1週間前の段階ですでに11時半からの席しか空いていない状態でした。

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というわけで「どんなとこかしら」と楽しみにでかけてみましたところ、このレストランは休日の昼は我々のようなご招待でコースを食べる人が多く訪れる場所でした。きっと夜はぜんぜん客層が違うのでしょうけれど、リラックスした気楽な雰囲気で、黙々と鉄板を前に働く職人さんを眺めながら、出される料理を楽しみました。

Aさんは鉄板焼きのお店が初めてだったので楽しそうに眺めていました。「寿司屋でもそうだけれど、日本にはキッチンが目の前にあるレストランが多いよね。でもこれなんだか見られていると思うと緊張するし、あなたもわたしが変なことをしやしないかと気が気じゃないんでしょう」とわたしの顔色を眺めながら、ニヤニヤしておりました。(まあ、当たらずといえども遠からず……でしょうか。いやそんなことないか。)

わたしもめったに鉄板焼きなどいただかないので、オノボリさんの気持ちをまる出しにして、下準備された定食を手際よく仕上げていく職人さんの手元を、いろいろ眺めてしまいました。

出てきた料理は、和牛を使ったすき焼き風の鉄板焼きの定食でした。鉄板焼きですき焼きを再現するってどうするのかねと思いましたが、生卵の代わりにポーチドエッグが使われていたりして、大変おもしろくて美味しいアレンジでした。

11時半からスタートして1時間ほどでしたが、それほど急かされるでもなく(とはいえだれることもなく)おしゃべりを楽しみながら休日の都心でお昼を食べるのは、素敵でした。家族みんなのおかげで良い経験しました*1

*1:ところでAさんははじめ恐縮したのか、「あなたがもらった誕生日プレゼントにタダ乗りするのは気が引ける」と言って聞きませんでした。そういう考え方をしたことがなかったので新鮮でしたが、確かにそういう見方もできるかもしれません。個人へのプレゼントを大事にするタイプの人には、食事のご招待というプレゼントは難しいことがあるのだなと気が付きました。