CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

スーパーの鮨の話

Aさんはお鮨が好きです。

日本に来る前から、デートで鮨屋さんに出かけたがりました。

パリにはやたらと鮨屋があります。東京の中華料理店みたいに、大抵家族経営で、経営者の顔ぶれも様々です。そしてパリの鮨屋さんは、ちゃんと店を選べば日本の回転鮨くらいの味で高くない店を見つけることが出来ます。そういう店を見つけるのは、簡単ではない(というか、偶然の要素が大きい)のが問題ではあるのですけれど。

しかも聞いていると、どうもわたしが日本人だからという訳でもなく、お鮨がそもそも好きなのだそうです。

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もちろん、Aさんは日本に来るたびに熱烈に鮨を希望します。というわけで、わたし達はAさんの日本滞在中に、築地にでかけ、近所の回転鮨にでかけ、それでも足りなければスーパーでスーパーのパック鮨を買うのです。

Aさんの失敗

そんなAさんの先週の失敗は、スーパーのパック鮨をお昼に食べたことです。わたしは何度も「スーパーの鮨だけはやめておきましょう」と説得したのですが、その説得も虚しくAさんは意気揚々と「今日のお昼何にしたと思う? お鮨だよー」と報告してきました。どこで買いましたかねと訊いたら、チェーンのスーパーとのこと。それはおススメできかねますなぁ。

そう思っていたら1時間ほど経過したところで、WhatsApp メッセージが届きました。

「これは失敗だわ。」

それはそうでしょうとも。むしろ、「言わんこっちゃない」と言いたいところですよ。

「でも日本ではスーパーのお鮨美味しかったじゃない。」

いくらなんでも、その比較には無理があり過ぎます。

スーパーのパンと鮨

そもそもAさんは気づいていませんが、我々が購入したのは、スーパーの鮨ではなくて、スーパーにテナントとして入っている鮨屋の鮨でした。だから目が出るほど美味しいということはないですけれど、それでも普通のスーパーやコンビニで買う鮨よりは半歩進んでいます。

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そしてそもそも、日本のスーパーで買うフランスパンがフランスのスーパーで買うそれとは全然違うのと、同じことです。

「その比較は分かる気がする。本当に、これからはスーパーの鮨は買わない!」

そうでしょう。という訳で、今後はお鮨はぜひ鮨屋に出かけて食べてくださいな。

 日本のスーパーのパンが甘い

ところで話は変わりますけれど、なぜ日本のスーパーのパンはあんなに柔らかくて、甘いのでしょうか*1。もうちょっと堅くてしょっぱいとうれしいのですけれど。

*1:パン屋さんのちゃんとしたパンはそんなことない気がします。