座席指定の有料化の話
ANAの決断
ANAがエコノミークラスの座席の事前予約を有料化しました。
座席指定で追加料金が課されるのは、非常口前の座席(イグジットロウ)と機内前方の窓側と通路側の座席だ。機内後方席については追加料金が発生しない。追加料金は非常口前が1区間につき4500~5500円。機内前方の窓側と通路側が1500~2500円。アジア内の短距離路線では安く、欧米線の長距離路線では高くなる。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190531-00283665-toyo-bus_all&p=1
正確には、座席指定ができない航空券の価格クラスとどこでも座席指定できる価格クラスを分けたようですが、実際には後者は高くなる訳ですから、単なる値上げです。
これでわたしがANA便を利用するときに、非常口座席に座れる可能性は事実上なくなりました。
「緊張する」などと書いておきながら何ですが、もう座れないと思うとそれも残念です。
非常口座席よりもわたしの生活に影響しそうなのは、前方座席の通路側が有料化されたことです。わたしは国際線では通路側に座る方なので*1、これはかなりしょんぼりいたします。
料理にもサービスにもあまり興味がないわたしが、高い料金を払ってもANAを利用できたら良いなと思う気持ち一部は、予約時に確実に通路側座席の指定ができることに支えられていたからです。
エアフランスの先行
もちろん直行便であることが、1番の魅力ですが、東京からの直行便だとエアフランスの方が便数も多くて値段も安いです。
ただしエアフランスはチケット購入時の座席指定はすでに有料です。オンラインチケット販売サイトを見たら「2人で確実に並んで座りたければ、ここで座席指定ができますよ」という仕方で座席指定サービスの宣伝をしていました。「さすがカップル文化」と思わず笑ってしまいましたが、すぐに「そうかAさんと2人で飛行機に乗るときは余計にお金がかかるのか」と気づきました*2。しょんぼりいたしました。
同じことはこれからANA便でも起こり得ます。
この流れは止まるまい
とはいえ、上で引用した記事にもリストがあがっていますが、購入時の座席指定無料は、格安航空会社でなくても、もはや例外です。
次に起こることは、おそらくエコノミークラス内でシートピッチを差別化していくこと、および、乳幼児の運賃の有料化ではないかと思います。