「休暇は終わった」の話
秋の空です。パリはずいぶん涼しくなりました。雲が流れるスピードが速くなって、一日に様々な気象が楽しめるようになってきました。
多くの人がパリに戻ってきて、街にも活気が戻ってきました。わたしはパリに住んでいる友人から「パリに戻ってきたよ」というメッセージをもらいましたので、週末に会えそうです。
Aさんはといえば、今朝お仕事上のEメールを受け取って、締切が1つ増えました。たださえ忙しいのに、Aさん大丈夫かしら。そう思っておりましたら、どうやらやっぱり大丈夫じゃない様子。
「今日で休暇はおしまいだから」
Aさんはそう言います。待ってください。わたし達は毎日パリで作業していたじゃないですか。Aさんは職場にでかけていましたし、わたしは図書館通いでしたよ(OK、認めましょう。週末には友人が訊ねてきてくれたり、長い休みをとってミュンヘンにでかけたりしておりましたけれども)。
どうやら週末を作業に振り分けて、毎朝6時に起きて作業する毎日に変え、お夕飯デートはもうおしまいのようです。な、なるほど。
「出張中も仕事のあとのデートとか観光は最小限にする」とのこと。
わたしはAさんのお仕事中に作業して、夕方から観光しようかなと思っていたので、ちょっとしょんぼりです。
さらにウェディングフェア行きもなしになりそうです。「どうしても行きたければ、1人ででかけて、写真をいっぱい撮ってきてね」とのこと。
それは……つらい。カップルだらけのフランスで、男子独り言葉も通じないフェア会場を回るのはつらい。ブログのネタを探しにいくだけなら、それでも良いのかもしれませんけれど、このブログのためにそこまで身を切る必要があるかどうかも自信がありません。
「行きたいね」「やりたいね」と言っていたものがどんどこ現実に流されていく感じがしますが、まあちゃんと休暇を取らずに、会う回数を増やす作戦に出たことの副作用なのですからしようがないですね。
さて、作業しましょう。