パリのベジタリアンレストランの話 - CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

ドイツ時代の友人たちがパリに来てくれることになっています。そろそろベジタリアン料理の店を決めなければなりません。

月曜日にAさんが探してくれた2件の1件にでかけることにしました。

初めてのレストランにおでかけデートです。

この日選んだレストランは、5区にある Le Grenier de Notre Dame です。ノートルダム寺院からほど近い脇道にあるレストランです。

店内は結構せまいのですけれど、内装はなかなか新しくていい感じです。グループ客のために小さな部屋を区切れるのが珍しい感じのように思いますが、これはいいアイディアかもしれませんね。何しろ観光地のど真ん中ですから、海外からのグループ客もいるでしょうし。

サービスを行う人の数はかなり限られていましたので、のんびり時間をかけて食事を摂りたい人向けであろうとおもいます。もっともパリでレストランだのビストロだのにでかけて、素早くものを食べたいというのは、かなり難しいのかもしれませんけれど。

Aさんと2人ででかけましたので、前菜とデザートを2人で分けることにして、メインをおそれぞれが選びました。

ヤギのチーズにトマトのライタ*1を添えたものにしました。

ヤギのチーズは好みが分かれるでしょうけれど、わたし達はとても好きな食材です。チーズがお好きな方は、フランス（というか欧州）に来たらぜひ試して見てください。独特の風味にハマる人は少なくない用に思います。

メインはちょっと挑戦してみました。カスレ*2です。このカスレは肉の代わりに豆腐を使っているのです。

欧州で肉の代わりに利用される豆腐についてわたしは、常々苦々しく思っておりました。肉っぽい歯ごたえを出すために、木綿豆腐が冗談に思えるほど固く作った（つまりパサパサの）豆腐に味も何もあったものじゃないように思うからです。

それでもカスレはわたしの好物ですから、頼んでみたわけです。出てきたこの店の豆腐もほぼ堅豆腐でしたけれど、味わいはなかなかいい感じでした。これはかなり美味しい。この味なら、日本で提供したら受けるかもしれないなあと思ったりいたしました。

やわらかふわふわムース・オ・ショコラ。何かそれ以上の説明がいるでしょうか。

グラスワインを頼んでお会計も1人4000円ほど。パリのオシャレレストランにしてはリーズナブルに済みましたとさ。

というわけで、友人たちとのディナーはこの店に決定。もう1つの店には行かずに決めてしまいましたが、まあ最後は思い切りです。

ただこの店は週末は予約を目一杯入れているようで、珍しく、「2時間で出てください」と言われましたので、もう一軒くらいワインバーを探しておかなくてはなりませんね。

*2:南フランス料理の豆料理です。https://ja.wikipedia.org/wiki/カスレ