機内食とフルーツプレートの話
わたし達はベジタリアンではないのですが*1、Aさんが「機内食はもうイヤだ」と言い出しまして、前回フルーツプレートを往復4フライトとも注文しました。
今回は機内食としてのフルーツプレートの話。
機内食はまずいか
国際線に定期的に乗っている人と旅行の話をすると、毎回とは言わないまでもかなりの頻度で「ほげほげ航空の機内食はおいしくない」という話になります。先週もカナダに出張された方が、「機内食が食べられなかった。夜食で出たカップヌードルだけ食べた」と仰っていました。Aさんも「機内食はもう飽きた。食べたくない」と言っていました。
ところでわたしは舌があまり繊細ではないのでしょうか。機内食が食べられないほど嫌だったことはありません。個人的に「ここの機内食は割と美味しいな」とか*2、「ここはあんまり美味しくないな」というのはありますけれど、めちゃくちゃ美味しい機内食も、食べられないほどまずい機内食も出会ったことがありません。
それでも温め直した機内食を毎年4食(今年は8食になりそうですね)食べていると、飽きます。パスタはのびていますし、ソースや主食はなんだか単純な味わいです(そう、2日目に残ったソースをレンジで温め直した味なんです*3)。
いつか食べた味。いつも同じような味。ちょっと飽きたなあ……と思いながら、他に楽しみもあまりないし、楽しい気分を盛り上げていただくものです。
フルーツプレートは代替案になるか
Aさんは前回日本に来るとき、オンラインチェックインをしながら気がつきました。機内食を通常と違うものにすることができる。そして思いました。もう機内で食べるのはフルーツだけだし、それなら全部フルーツにするのはどうだろう。Aさんは北京経由で東京に来ることになっていました。そしてAさんは北京の乗り継ぎでは、毎回お気に入りのヌードルショップで「ちゃんとしたご飯」を食べているのでした。
そしてフルーツプレートを特別食として選んだのでした。
利点
Aさんによればフルーツプレートを選ぶ利点は、
- 必ず一番初めに食事が出てくること*4
- 温め直した食事じゃなくて、比較的新鮮なものが手に入ること
- 4回食べても飽きないことでした。
どれも非常に魅力的です。
とりわけ最初のサービスを受けられるのは素敵です。飛行機の後ろの方に座っていると、機内に食事の匂いが充満しているのに、自分の前に何も食べるものがない状態が長いこと続くのです。
欠点
羨ましくなって今回「わたしもフルーツプレートにしようかなあ」と言いましたら、Aさんは「やっぱりあまりおすすめしないけどね」と言います。どうやらフルーツプレートは、すぐにお腹が空くんだそうです。「どうしてもフルーツプレートにするなら、絶対になにか食べるものを持っていかないとダメだよ。特にシャケのおにぎりが良いよ」と言います。(はい、シャケのおにぎりはAさんのお気に入りなのです。なんだったら、東京にいるなら毎朝、シャケのおにぎりでもいいと思うくらいです。)
今回はどうしよう
さて、今回どうしましょう。行きはやっぱりフルーツプレートを試してみたいなあと思います。
どちらにしても東京でちゃんとしたお昼を食べますし、(飛行機が遅れなければ)台北では美味しい小籠包をお腹いっぱい食べる予定なのですから。
まだ少し悩めますから、もう少し考えてみたいと思います。