CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

つくば市の請願

再び氏の話。

東京地裁の判決では、民法上の氏と、戸籍法の上の氏を区別するという議論を提出したサイボウズの青野氏らの請求は棄却されました。その際に、「民法を改正せずに戸籍法を変えるのは法体系に反する」という国の論点を認めたのでした。

 

cdghnd.hatenablog.com

 

つくば市の意見書

インターネットを調べていたらつくば市議会の採択した意見書の記事を見つけました。

 

chinjyo-action.com

 

選択的夫婦別姓制度がうまいこと導入されれば非常に良いのですけれども、なかなか前に進みませんね。

今回のつくば市が請願を受けて採択した意見書は、理由に

  • 夫婦別姓に対する賛成が大きく上回っていること
  • 「1996年2月26日に法制審議会が民法改正を答申してから22年が経過しましたが、いまだ選択的夫婦別姓制度を導入する法改正の見通し」が立たないこと
  • 最高裁判決が、「民法の見直しを国会に委ね」たこと
  • 「つくばには研究者や医師等の資格職者が多く、夫婦別姓の選択を望む声が増えて」いること

をあげて、「国会及び政府に対し、民法を改正し、選択的夫婦別姓制度 を法制化することを求め」ています。つくば市の意見書は、戸籍法ではなくて民法そのものを改正することを求めています。

つくばの特殊性もあるのでしょうが、自民党の会派から一人が賛成に回っていることも興味深いです。

さてこれから民法についての議論はどうなりますか。