CDG-HNDな遠距離国際恋愛日記

パリと東京。Aさんとわたし。

薄いコーヒーの話

Odai「コーヒー」

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近距離生活で「Aさんと一緒にいるなあ」と実感することは、いろいろあります。中でも近距離生活の最初数日の間、朝起き一番に実感するのは、Aさんの淹れるコーヒーの薄さです。

大抵はわたしが朝先に起きますので、普通はわたしが好みの濃さにコーヒーを淹れるのですが、Aさんが先に起き(たり、徹夜で仕事をしてい)たときに、コーヒーを淹れてもらうと、これが薄いのです。

本人も「薄いよ」と言ってくれるのですが、それでも慣れている味とかなり違うので最初はかなりびっくりします。そして「ああ、Aさんがこの家にいるのだな」と、しみじみいたします。

Aさんもわたしの淹れるコーヒーが濃いので、同じことを思うのかしら。訊いてみたことがないですし、そもそも訊くようなことでもない気がするので、想像力をたくましくするのでした。

コーヒーの淹れ方は、普段の暮らしが出やすい場所だと思います。

 

 

遠距離の期間が長ければ、2人の味というよりは、コーヒーは「わたしの味」に調整されます。それが近距離のときにだけ、「あなたの味」に出会う。そういうことも楽しいなと思います*1

さて薄いコーヒーの日々まであと2カ月半、今日も濃いめのコーヒーをガツンと淹れますか。

 

*1:ところで、遠距離組の皆さんは、似たような経験をしているのかしら。皆さんが感じる近距離感ってどういうことなのかしら。