揺れる101本目
100本目と知らずに、今日この前の記事を予約投稿していたのですが、予約投稿したとは気づかずに、昨日お披露目の話をいたしました。
昨日の電話
昨日は電話がかかってきまして、唐突に
「やっぱりお披露目はやめないか」
と、Aさんが言い出しました。おや。でもならば、日本で届け出だけ出しますかね。
「それはなんか嫌だ」
なるほど*1。届け出だけして何もしないと、お互いの両親が一度も会えないかもしれないですものね。
「家族は大事」
じゃあ食事会だけしますか。
「3時間食事するだけに、航空券を買わせて、何時間もかけて来させるなんて、出来ない」
なるほど。
「最初に話したアイディアに戻るけれど*2、両家の両親だけ連れて、フィジーで法律婚と休暇するのが良いんじゃない」
その予算はありませぬ。しかもそちらのお父様は飛行機嫌いなのに、24時間以上機内移動になりますよ。それより何より、あなた「フィジーは津波がありそうだからやめときたい」と言ってたでしょう。
「ぐぬぬ」
理由
ところでなんでお披露目したくないのでしょう。
「少人数だと、みんなそれぞれに知らない人がばかりだから、わたし達がみんなを entertain しないといけないじゃない? でもわたしはスポットライトが当たるところで、みんなを楽しませることはしたくない」
なるほど。日本でも披露宴でなんの演出もないと手持ち無沙汰でお客が困るって言いますな。
「ダンスも嫌だ」
同意です。同意ですが、英語のインターネットによると、それもかなり手持ち無沙汰みたいですよ。
代替案
ではお披露目の食事会にパリのバスツアーを組み合わせたらいかが?
「わたしはバスは居心地の良い乗り物とは思えないし、パリは渋滞するでしょうに」
確かにあなたはバスは嫌いでしたね。
では以前ちょっと話したワイナリーでやるのはいかがかしら。セラーのツアーとかもやっているところなら、良いでしょう? ただしパリからものすごく遠いですけれど。
「それならロワールに行きたい」
Aさん、Aさん。スタート地点に戻りました。それだと、パリから1〜2時間くらいの場所に、人を呼び出して時間を過ごすことになりますよ。
このブログの行く末
101本も記事を書いておいて、お気づきでない方はいませんでしょうけれど、わたし達は何がしたいのか、まだ知りません。
という訳でこのブログの行く末は謎です。それでもどうぞお付き合いくださいませね。
お披露目をするのだという話
結婚式をどこにするかという問題と関連しているのは、
- お披露目をするのか、
- するならどこでするか、
- どのくらいの規模でするか、
です。今日は1番目の話。
意外性
先日非常に大事な友人たちとご飯を食べたときに*1、「お披露目をするのは、意外だった」と言われました。Aさんもわたしも実はとても意外に思っています。
そもそも法律婚するのだって、わたしにとっては「意外だなあ」と思えるのですから*2。
ビザ申請との関連
さらに言うと、披露宴の開催が在留許可の申請に関係することを知りました。
なんと在留許可申請の用紙に、「結婚式(披露宴)を行った方は,その年月日と場所等を記入してください。」という項目があります。これは行わなければ、行わないで良いに違いないのですが、行った場合はそこに出席した家族まで書くようになっているのです。
家族の会
しかしビザが申請しやすくなるのが大きな理由とはいえ、我々は法律婚をしますし、届出婚ではなくて、フランス(かロシア)での市役所での手続きを目指しています*3。ということは、少なくとも家族を1万kmのかなたに呼び出すわけです(ロシアだったら、直線距離は減りますが、乗り換えが多くなるので、時間は余計かかります)。そこまでしておいて、お披露目の会を全くしないのは、ちょっと無理があります。そうなると結局食事をみんなで取るでしょう。どうせみんなで揃って食事を食べるなら、ちょっといい場所で、ちょっといいものを食べたい。食いしん坊のわたしがそう思うのです。
しかし他にわたし達が積極的にお披露目をしたい理由があります。それは、我々双方の家族が出会う機会は、めったにない。もしかしたらこの結婚するタイミング1回きりかもしれないということです*4。それならその数少ない機会を、わざわざ潰すことはないのではないか。そう思うのです。
実践的問題山積み
しかし冷静になって考えたら、お披露目の会なんて無理があるような気がします。解決しなくてはならないプラクティカルな問題がすでに山積みなのです。そのはじまりが「どこでするのか」と「どのくらいの規模でするのか」という問題で、わたし達はこれにですらまだ回答がないのです。
結局、今の段階では「するのだ」って大上段に振りかぶっておくしかありません。そうしないと、いつか面倒になって、「もう届出婚にしない」と言い出してしまいそうです。
薄いコーヒーの話
近距離生活で「Aさんと一緒にいるなあ」と実感することは、いろいろあります。中でも近距離生活の最初数日の間、朝起き一番に実感するのは、Aさんの淹れるコーヒーの薄さです。
大抵はわたしが朝先に起きますので、普通はわたしが好みの濃さにコーヒーを淹れるのですが、Aさんが先に起き(たり、徹夜で仕事をしてい)たときに、コーヒーを淹れてもらうと、これが薄いのです。
本人も「薄いよ」と言ってくれるのですが、それでも慣れている味とかなり違うので最初はかなりびっくりします。そして「ああ、Aさんがこの家にいるのだな」と、しみじみいたします。
Aさんもわたしの淹れるコーヒーが濃いので、同じことを思うのかしら。訊いてみたことがないですし、そもそも訊くようなことでもない気がするので、想像力をたくましくするのでした。
コーヒーの淹れ方は、普段の暮らしが出やすい場所だと思います。
遠距離の期間が長ければ、2人の味というよりは、コーヒーは「わたしの味」に調整されます。それが近距離のときにだけ、「あなたの味」に出会う。そういうことも楽しいなと思います*1。
さて薄いコーヒーの日々まであと2カ月半、今日も濃いめのコーヒーをガツンと淹れますか。
*1:ところで、遠距離組の皆さんは、似たような経験をしているのかしら。皆さんが感じる近距離感ってどういうことなのかしら。
ウェディングフェアに行ってみたい話
フランスの市役所で手続きしてみたいという話をしながら、結局、お披露目をするなら一緒にフランスでするのかねという話になりました。おそらくするんでしょうね。
知りたいことはたくさんある
お披露目をするなら予算とかが知りたいのです。インターネットを調べると、日本での予算の平均は290.4万円、フランスの平均予算は13,000ユーロ (大体、170万円でしょうか)と出ていました。これはちょっと費用が違いすぎますので、何が要因なのか知りたい。そう思います。
またそもそもフランスでお披露目するって一体どんなバリエーションがあるのでしょうか。何をするのが普通で、何をしないのが普通なのでしょうか。どうせ「普通」とか言ってもまた謎ルールに惑わされるだけでしょうし、おそらく我々は「普通」じゃないのでしょうけれど、それでも「普通」にプレーすると参加者(と参加しない人)は何を期待するのかは、知っておきたいのです。
パリのウェディングフェア
というわけで人見知りですが、ウェディングフェアに行ってみたいのです。ブログのネタを探しにもなるし。日本の「海外ウェディング」関係のフェアも覗いてみたいですが、フランスのフェアも覗いてみたいです。
そして「そうね、行ってみたいね」と思うと、インターネットを検索するのが早道ですから、思いつく限りのフランス語で検索すると、見つかりました。パリでのウェディングフェア。
なんと日付をみると、ちょうどわたしがパリにいる期間に開催の予定。
開催場所は、わたしがパリ在住の頃にジムに出かける道すがら見ていた、Parc des Expositions という見本市会場です。確か巨大な会場なので、いろいろと見て回れそうです*1。
予定してみましょう
Aさんに、とりあえず、「これ行きましょう」と連絡して、夏のお遊びの予定候補にいたしましたよ。行かないかもしれないけれど、行ってみたい。そんな夏の予定でございます。
ウェブサイトを見ると無料ご招待の登録をしないといけないようです。とりあえず、登録してみようかと思うのですが、日本の住所にも送ってくれるのかしら。それとも勝手にAさんの住所を使ってもよいものでしょうか。
*1:そして1日過ごしたら、大変疲れそうです
誰に伝えないのか
久しぶりに仲間たちとジムに行くことが出来ました。
通常の仕事の他に、締め切りのある仕事を余計に入れたせいで、旅行の予定だけでなくて、ジムの予定も諦めていたのでした。
1ヵ月行かない間に身体がものすごく鈍っていたのを思い知りましたが、それだけではなく仲間たちにも新しいことが起きていました。ある仲間達は夏休みを一緒にカナダで過ごす計画を立てており、別のある仲間は恋人が出来たと教えてくれたりしました。
「この1ヵ月どうだったの。彼女来てたんでしょう」と問われたわたしといえば、結局、仲間たちにわたしとAさんとの間に起きた新しい展開を伝えないことにしました。彼らはAさんに会ったことがあるにもかかわらず、です。
他の友人達には伝えているので、隠したいわけではないのです。ただ、彼らにとってわたし達のことが興味を引き起こすかどうかわからないのです。
家族に関わることは、私的で公的な事柄なので、線をどこに引くか悩ましく感じました。でもとりあえずは、彼らにはこの件は伝えなくて良さそうだと今週は思うことにしました。後々居心地悪くなるかしら。