並ばずに入出国
無事に都内に戻り日常が始まっています。週末が休めなかったので、なんだか疲れていますが、まあなんとかなるでしょう。
着陸から何分で出られるか
今回の出張は預け入れ荷物もありませんでしたので、試しに(走らずに)本気で頑張ったら、着陸から何分で京急線に乗れるかを試してみました。人は押さない、走らないというルールなので、降機にやはり時間はかかりましたが、パスポートコントロールは並び時間ゼロ、税関もスムーズに済みました。もちろん夜の着陸でしたので、空港全体も空いていたのも、良かったで。結果は、着陸から30分後に京急線は出発しました。
これより速く駆け抜けるのは現実的ではないように思いますので、羽田空港の国際線ターミナルというのは、小さいと思っていたけれど、案外大きいんだなと思い知りました。
自動入出国機
これまでも指紋登録を必要とする自動化ゲートの登録をしていたので、日本の入出国で並ばなくなって久しいのですが、2017年に導入された比較的新しい顔認証システムの自動入出国機は更に処理が速くなっている気がします。これまで何度か利用しましたが、毎回ちょっと感動しています。
指紋方式と違って登録も必要ありませんし、台数も多いので、並ばずに済むのも良い感じです。ちなみにスタンプは押されませんが、スタンプ押すための係官が機械の後ろに座っているので、その人に頼むことはできます。
難点は荷物が多いと動作が煩瑣になることでしょうか。自動ドアがどのくらいの時間開いているかがわからないので、焦ります。
またパスポート1通ごとの処理なのでお子さん連れも事実上使用できません。家族まとめて審査するためには、従来の審査方法を利用するしかありません。
みなし再入国が出来る人は指紋認証のシステムが利用できるのですが、リンク先には顔認証システムが使えるかどうかが書かれていません。どうなのかしらん。
どこでも(割と)つながる
この投稿、そして1つ前の投稿もポーランドのインターシティ列車の中から投稿しています(予約投稿に設定しているので、公開される頃は飛行機の中かもしれません)*1。
ポーランドの公共Wifi
ポーランドについてみて驚くのは、あちこちで公共のwifiスポットがあり、登録なしで利用できることです。空港や出張先や宿泊地はもちろんのこと、特急列車や駅の中に多くの公共wifiスポットが準備されています。もちろん動画をみたりするようなスピードはでませんが*2、(安全上の懸念を別にすれば)写真付きでブログを投稿するくらいは問題なくできますし、作業用のファイルをDropboxを使って同期することもできています。駅から宿泊地までなどや、宿泊地から仕事先へなどの近距離の移動も無線LANで接続して検索しておいたグーグルマップの検索結果のキャッシュだけで、まったく困りませんでした。
今回の印象が偶然でないとすれば(たぶん、信頼できる気がします)、少なくとも短期のポーランド旅行では、空港でのレンタルwifiは必要ないなと感じます。
日常の延長としての旅行
こうなると旅に出ても日常が一緒についてくるようになります。仕事はできますし(新しい仕事もちゃんと舞い込んできますし)、家族やAさんとも問題なくほぼ日常のペースで連絡することができます。
遠距離恋愛中の近距離生活には、ぜひ日常を連れて行こうとしている(つまりホームオフィスで仕事をしたいと思っている)わたしのような旅行者には非常に便利で安心感があって非常によいことです。
けれど、心を完全にリラックスさせたいと思って、いろいろな積み荷を置いて旅行に出たい人には、欧州はもう楽園ではないのかもしれません。
インターネットを通じて可能になった「常に接続可能な状況」というのから自由になりたいとわたしですら思うことがあるのですから、旅先で自由になりたいと思う人はマイノリティではないと思うのです。
そういう人でも、これだけ接続可能な状況で、自分の機器をまったくインターネットに接続させないと決心できるような心の強い人がどれだけいるでしょうか。わたしはとてもじゃありませんが、自信ありません。
心の強いひとにならないと休暇にもいけないのかとしょんぼりするわたしでありました。
旅行に現金はいらない……のかもという話
出張も終わりそうです。帰り道。
今回の出張、ポーランドのズウォティの現金を引き出さずに済みそうです。今現在お財布に入っている現金は、前回の旅行で余った小銭と、日本円のお札だけです。もちろん現地通貨の引き出しができる銀行のキャッシュカードは持っていますが、電車に乗って空港に向かうだけなので、ここからは使わずに済むといいなと思っております。
クレジットカードがどこでも使える
ポーランド(のわたしがでかけたワルシャワ近郊)ではクレジットカードが非常に発達しており、宿泊先やレストラン、国鉄の券売機はもとより、市内の路面電車も車内での乗車券購入がクレジットカード払いでした*1。もちろん交換レートはあまり良くないのでしょうけれど、数日の滞在のわたしにとっては現金をおろさなくて済むのは非常に快適でした*2。特にVISAとMasterのタッチ機能を使った決済はさらに便利で、日本でもこれからどんどん導入されていきそうな気がします。
非常に便利
この快適さはくせになりそうです。現金を引き出すと、結局端数が余ったりしてあとあと面倒ですし、短期だと日本円も混ざってお財布の管理も面倒です。クレジットカード払いだけで一貫すれば、少々レートが不利でも、便利さが勝つように思えました。
物理的現金は、段々使われなくなっていくのかしらと今更ながら思いました。安全性には若干の不安がありますけれど、決済結果が即時にメールなどで連絡されるようになり、暗証番号よりずっと安全な認証システムができば*3、この問題も解消しそうな気がします。
この夏、Aさんに会いに出かけるとき、どの程度現金を使うことになるか、ちょっと楽しみになってきました。案外、パリの方がまだ現金決済が多かったりするのかもしれないな、と根拠なく思うのでした。
距離感の狂い
出張でポーランドに向かっています。飛行機は経由地のカタールに向かって順調に飛んでいるところです。インターネットが使える飛行機というのは素敵ですね*1。
会えるかな
今回の出張は週末にかかることもありますし、欧州は欧州だろうとも思いましたので、Aさんに「泊まりにくるなら部屋を2人部屋にしておくよ」と言いました。Aさんも、欧州は欧州だろうと思ったので、航空券の値段を調べたのですが、どうやらパリからワルシャワに出かけるのはそれほど近くないということがわかりました。時間もかかりますし、航空券代も馬鹿にならない値段でした。
わたしの出かける街は、パリから1500kmほど。普段が1万kmですから、ずいぶん近く感じますが、それでも週末にちょっと気軽に出かけようという距離ではありませんよね。
というわけで「来週末には東京で会えることだし、今回はいいことにする」と合意したのでした。
距離感が狂う
合意したけど、心の底でちょっとだけ納得していない自分もいるのです。出張の準備を機内でしながら、「でも頑張れば今回会えたんじゃないかしら」と思ったりするのです。それはきっと「欧州は欧州でしょう。時間帯だって同じでしょう」と思うからなのでしょう。
1万kmの遠距離恋愛していて、わたしの距離感は完全におかしくなっている気がします。時差がない移動は、割と近いと思うようになりました*2。
これが良いことなのかどうか、わたしには分かりませんが、自分でも不思議だと思いながら、これを書いています。
さて、そろそろドーハへの着陸が近づいてきました。ではまた。